『批判をする為の七か条』 |
2009/06/18(Thu) 昨日、満10スマイル(水曜日)にも、 沢山のメッセージをいただきました。 ありがとうございました。 メッセージの中には、 『最近、佐藤さんの満10スマイルにも、皆さん馴れてきたようですね。』 と言うものもあり、面白かったです。 そうなんでしょうね。 平日の朝にオッサンの声。 これに馴れてもらうには、 2ヶ月半が必要だったようです(笑) 理解できます。 と言う事で、皆さんに馴れていただいた佐藤です。 さて、一応僕もマスコミの人間で、 取材記者と言う仕事もしていますから、 取材しての批判的な報道というものも、 稀ですがやります。 (例えば、JR東日本の信濃川不正取水問題などです) しかし、誰かを批判すると言うことは、 一応、ルールがあると思っています。 と言うか、自分なりのルールがあるのです。 『佐藤の取材・報道の批判をする時の七か条』 1/"きちんと裏付けをとる。あるいは、裏付けのある情報を元に批判する" 2/"思い込みや感情で批判しない" 3/"批判をするなら、反論があると認識して、相手と論議をする覚悟を持つ" 4/"自分より力の強い者(権力のある者)を批判する" 5/"自分が何者であるかを明かした上で批判する。匿名の批判はしない" 6/"社会悪を批判する" 7/"万が一批判が間違っていたら、非を認め謝る" 以上が、僕の批判報道に関する七か条です。 なぜ、こんなことを書いたと言うと、 最近はネットの発達とともに、 匿名で誰かを簡単に批判できてしまいます。 権力を批判する時に、 力の弱い庶民が匿名で批判しないと、 権力によって阻害されたり、 つぶされたり、 身体や命の危険を感じるような事に関しては、 匿名での批判もあってしかるべきと思いますが、 そうではなくて、 自分より立場の弱い者。 権力のない一般市民。 社会悪ではない者。 に対して、批判をするのは、 無責任なことだと思うのです。 もし、それでも批判したいのなら、 ネットや文章などはなく、 本人を目の前にして、 相手の目を見て批判すべきです。 一方通行の批判は、批判ではなく、 ただ言いたい事を言っただけに過ぎません。 自分が安全な場所にいて、 誰かを批判するのは簡単なことです。 誤解の無いように言うなら、 批判する事が悪い。と言っているのではありません。 何かを批判する時は、それなりの覚悟と、 批判した相手と論議する覚悟を持って批判しなければならないと思うのです。 つまりは、リスクを知って批判する。 その覚悟を持って何かを批判してほしいものです。 そして、その結果、誰かを傷つける可能性があり、 また自分も傷つく可能性があると知って批判するべなのです。 本当に相手を傷つけてでも批判すべきことなのか? 自分が誰かに嫌われてでも批判すべきことなのか? 取材・報道においては、 安易な気持では、誰かを批判できないのです。 だって、もしかしたら、 お互いが正義だと信じている事や意見が、 ぶつかり合うことだってあるのですから。 また、逆に批判を受けたら、 批判が的を得ていたなら反論はませんが、 もし、その批判が的を外しているものなら、 僕は説明と反論をきちんとするようにしています。 その上で理解していただけるか・・・。 理解していただけないか・・・。 それは論議してみないとわかりません。 でも、理解をしてもらえるように、 説明と反論はしていくことを心がけてます。 では・・・。 佐藤広樹
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