『研修会』 - 2009/03/01(Sun) |
昨日、スタンド・バイ・ユーを放送し、 夕方まで道路情報を放送してから、 六日町(南魚沼市)で行なわれた、 JCBA信越協議会の研修と交流会に参加してきた佐藤です。 JCBAとは、コミュニティーFM放送の全国組織で、 その中で新潟県と長野県の15局では、 信越協議会と言う組織を作っています。 今回は、新潟から10局、 長野からは2局、 合計12局が参加しました。 昨日は、そのJCBA信越協議会主催の制作・営業研修会が、 朝から夜までビッチリ開かれていたのです。 そして今日も朝から昼まで開かれました。 ウチからは、参加局の中で最多の7名が参加しました。 制作研修はアナウンスから番組制作までの研修。 営業研修は、文字通り営業に関する研修です。 制作研修は、各局のアナウンサーが集合しての研修なので、 言ってみれば新潟県、長野県のアナウンサー・オールスターキャスト!! と言う顔ぶれでした。 僕は昨夜の交流会と、 今日2日目の営業研修に参加したのですが、 他局の情報交換、意見交換は、 本当に勉強になります。 ウチからは昨日、 営業企画の井口君が、 放送とフリーペーパーと、ネットを使ったメディアミックスについて講義をさせていただきました。 そして、今日以外だったのが、 営業研修会で僕が発言した、 スタンド・バイ・ユーの名物コーナーの『風景スケッチ』のコーナーに、 他局の皆さんが興味を示してくれたことでした。 以外なことに、他局では、 いわゆる"情景描写"のみで1コーナーをやってはいないようでした。 元々この『風景スケッチ』のコーナーは、 目のご不自由なリスナーさんとの会話で生まれたコーナーでした。 そのリスナーさんが、 『エフエムとおかまちが開局してから、私達視覚障害のある者にとって、十日町市の情報が、今までの何十倍も入ってくるようになった。』 と言ってくださったのです。 この言葉に何とか応えたくて、 僕は、自分の声で風景を語り、 目のご不自由なリスナーさんにも、 この街の風景を見せてあげたいと思ったのです。 僕達は普段の放送の中で、 ついついメッセージをくださるリスナーさんに向けてだけ語ってしまいがちです。 でも、多くのリスナーさんは、 ラジオを聴くことだけを楽しみにしているのです。 そして、本当はラジオと言うメディアは、 アクティブに生きている人だけではなく、 病気で入院していたり・・・。 寝たきりの方だったり・・・。 仕事で忙しく何処へも出かけられない人だったり・・・。 もしかしたら引き篭もりの子供達だったり・・・。 目がご不自由な方だったり・・・。 様々な人がお聴きになっているのです。 その事を忘れてしまってはいけないのだと、 僕は思って放送しています。 その証が『風景スケッチ』と言うコーナーなのです。 この意見に共感してくださる放送局が何社かあった事が、 僕にとっては嬉しい事たでした。 本当に勉強になった研修会でした。 来週もHAPPY TUNEでヨロシク!! |
『おくりびと』 - 2009/03/03(Tue) |
開局記念日、国体、雪まつりと、 怒涛の2月が終わり・・・。 ホッとする間もなく、 研修と年度末がやってきて、 またトップスピードで走る日々が始まっている佐藤です。 やっとやってきたお休み・・・。 思えば、なんだかんだで、 2月は1日1回は会社に顔を出していたので、 丸々1日休みなのは、 1月以来でした・・・。 そんなお休みに何をしようか・・・。 と考えたのですが、 映画『おくりびと』を観に行く事にしました。 実は先週も、 なんとか時間を作り、 長岡まで観に行ったのですが、 映画館に着いた時には、 すでに満席となり、 観る事はできませんでした。 今回は、絶対観に行こう!!と心に決め、 仕事も全部終わらせて、時間を確保しました。 そして、事前に映画館へ電話して、 混み具合もチェックして観て来ました!! とてつもなく素晴らしい映画でした。 一言で言うなら「おくりびと」と言う映画は、 『感動と言うほど激しいものではなく、心に静かに温 かな優しさが染み込んでくる映画』 でした。 そして・・・。 『優しい哀しみに溢れる映画であり、可笑しい哀しみに溢れる映画』 でした・・・。 すべてが、とても丁寧に創られた映画でした。 台本も演出も、カメラも照明も、演技の一つ一つが、とても丁寧で、 『人間が描かれた映画』 でした。 『死』を通して『生きること』『家族愛』『人生』『仕事に対する姿勢や誇り』を見事に描き切った映画でした。 とは言え、テーマを観客に押し付ける事は一度もなく、 ユーモアと笑いに溢れ、 そして、優しい哀しみを湛えて、 物語は進んでいきます。 主演した本木雅弘さんの演技は、 本当に素晴らしく、 日本で一番優れた俳優だと思いました。 この映画「おくりびと」を観ないのは、 知らぬ間に人生をちょっぴり損する事のようにさえ、 僕には思えました。 「死」は誰にでも必ずやってきます。 そして、その「死」を受け止める事は、 つまり・・・。 『一生懸命生きる事』 なのだと感じました。 観終わった後は、 心に栄養をもらい、 家族に会いたくなる映画でした。 では・・・。 |
『新たな課題』 - 2009/03/05(Thu) |
今朝は、早番出勤なのですが、 本当に朝が明るくなりましたね。 出勤してくる朝6時30分は、 ほんの少し前まで真っ暗だったのが、 今は本当に明るい。 季節は少しづつ春に近付いていると感じた佐藤です。 さて、昨日僕は、 川西中学校で1年生の生徒さんの授業の、 『職業・人生勉強会』の講師をしてきました。 昨年は早見さんが行ったのですが、 今回は僕でした。 今回は僕を含めて7名の講師の方がいらっしゃいました。 消防士の方、保育士の方、会社の社長さん、料理屋のご主人、農業の方、そして、僕がマスコミ。 最初、仕事について話すだけだと思って、 気軽に引き受けたのですが、 『人生』について話さなければならないと、 つい最近知り(書類に書いてあったのだけれど、ずっと気づかなかった) ビックリしました・・・。 『俺に人生を聞いてどうする?????俺が人生を教えてほしいくらいなのに・・・・・。』 本気で中学1年生に人生のなんたるかを教えてほしいくらいでした。 そこで、僕の人生と言うより、 『夢を掴む方法』 を話すことにしました。 ※この夢を掴む方法については、書くと少し長くなるので、知りたい方は、土曜日のスタンド・バイ・ユー放送終了直後に、スタジオ前に来てください。直接お話します。 で、30分間2回(2班)の子供達に話すのですが、 これがなかなか難しい・・・。 1組目の子供達は、おとなしく、 時々あくびをする子もいたり、 よそ見をする子もいたりして、 結局、子供達の心を掴めないまま終わってしまいました。 これは、子供達のせいではなく、 僕のトーク力不足なのですね。 1組目が終わって1人反省し、 2組目の子達の時は、少し話しの内容を変えて、 話し方も変えてみました。 1組目の子達の時は、できるだけ大人として話したのですが、 2組目の子供達の時は、彼らに近い少し乱暴な言葉で話してみました。 それと、子供達の前で情景描写をやって『生・風景スケッチ』コーナーをやってみたり、 僕の声が高い声から低い声まで、 何種類の声が出せるかもやってみました。 そんな甲斐もあって、 最後は教室は笑いに包まれました。 講師として最後の仕事は、 1年生全体の前で、 子供達の講義を受ける態度を評価し話す。 と言うものでした。 「人の話す時は、こちらを見てくださいね。」 と優しくおっしゃる講師の方もいらっしやいました。 少なくとも僕の回は、子供達のせいではなく、 僕のトーク力の無さだと思いました。 聞く気のある人の前で喋るのは、誰でも出きる。 聞く気の無い人や、飽きっぽい子供達の気を引くには、 もっと、もっとトーク力をアップする勉強が必要だと感じました。 これからは、中学生にも楽しんでもらえるトーク力が、 僕の新たな課題となりました。 川西中学校の皆さん、ありがとう!! |
『華やかな事は嫌い』 - 2009/03/09(Mon) |
土曜日に、スタンド・バイ・ユーで、 『華やかな事は嫌い』 と発言し、 スタジオ前にいたリスナーさんに笑われた佐藤です(笑) 以前にも、何度か番組でも話しましたし、 このブログにも書きましたが、 僕は本当に華やかな場所や、 華やかな事が苦手です。 正確には苦手と言うより、 嫌いに近いかもしれません。 リスナーさん達の誤解の元は、 『ラジオに出て賑やかに話しているのだら、華やかな事が嫌いな訳はない』 と言うものだと思うのですが、 ラジオで週一回番組を持つ事は、 けして華やかな事ではありません。 一応僕はプロとしてラジオに出ていますから、 僕にとってラジオで話す事は仕事です。 仕事とは言え、ラジオが好きなので、 ラジオで話す事も好きなのです。 そして、僕がラジオで話す事で、 楽しい気分になる人がいるなら、 それは嬉しい事です。 ただそれだけなのです。 だから、飲み会も苦手だし、 パーティーも苦手です。 僕が好きなのは、 あくまでもラジオで誰かを楽しませる事で、 派手な事や、華やかな事は苦手なのです。 普段の僕は、静かに暮らしています。 静かで、平和ならそれが一番です。 マスコミの人間が すべて派手好きで、 華やかな事が好きと言うイメージは間違いです。 では…。 |
『緊急市民集会』 - 2009/03/10(Tue) |
一昨日、十日町市や十日町市議会、 信濃川をよみがえらせる会、 中魚沼漁協など、 関係10団体主催の『JR東日本信濃川発電所の違法取水に抗議する緊急市民集会』を取材し、 昨日早朝より編集して、 朝の満10スマイルの『十日町ニュース』に間に合わせた佐藤です。 緊急市民集会後に編集すれば良かったのですが、 もう一つ編集の仕事があり、 翌朝の編集となりました。 でも、朝一のニュースに入れる事ができました。 この緊急市民集会には、 主催者発表で1,100人が集まりました。 地元選出の国会議員(代理も含め)7名の参加。 地元選出の県会議員も2名参加。 地元マスコミだけでなく、 全国紙の新聞各社、 県内テレビ局も全社取材に来ていたようです。 関心の高さがうかがえました。 集会では、各国会議員、県会議員からもJR東日本に対して厳しい意見が出されていました。 主催団体からは、決意表明があり、 やはりJR東日本に、厳しい意見が出されました。 僕はこの問題を昨年暮からちょっと拘って取材していますが、 今後のJR東日本さんの対応によっては、 この抗議の輪は拡がるように感じています。 何事もそうなのですが、 自分に少しでも非がある場合は、 まずお詫びをする事から始めなくてはなりません。 そのお詫びとは、 その字の通り「宅」を自ら訪ねて「言う」ことなのです。 「詫びに来い」と言われてから行なってもダメなのだと思います。 まず不正をしない事が第一なのですが、 過ちを犯してしまったら、 まず何をさしおいても詫びるのが人の道だと思います。 緊急市民集会では、 多くの参加者から 『JR東日本からは、誠意を感じない』 との声が聞かれました。 事件発覚後、すぐにJR東日本のトップがお詫びに来ていたなら、 市民感情も違うものになっていかもしれません。 処分の方針を国が出してからでは、 ちょっと遅かったのかもしれません。 僕は、この問題にちょっと拘って今後も取材してみようと思っています。 だって、故郷の河の問題ですからね。 では・・・。 |
『風邪??』 - 2009/03/11(Wed) |
どーも、どーも・・・。 今日は寒いですね。 なんだか今日は背中が寒く、 もしかしたら風邪を引くかもしれない。 と感じている佐藤です。 今シーズンは風邪もインフルエンザも関係無く、 ここまで来たのですが・・・。 もしかしたらヤバイかもです。 仕事で早く帰ると言う訳にもいかないのですが、 今夜はできるだけ早く寝たいと思います。 明日も早番出勤たしねぇ・・・。 このところ、バダバタ忙しかったので、 疲れが出ているのかもしれません。 まだまだ寝込んだり、 倒れたりできる状況ではないので、 頑張らねばなりません。 年度末に向けて、 トップスピードにしていかねば!! では・・・。 |
『体調回復とニュース編集』 - 2009/03/12(Thu) |
昨日は、日中から背中が寒く、 夕方になり、ちょっと体調不良で、 『これは風邪の前兆か!?』 と、思っていたのですが、 なんとか朝には回復した佐藤です。 さすがに、赤ちゃんの頃(1歳くらい)に、 健康優良児表彰を受けただけのことはあります。 とは言え、世間一般で言う、 疲れの出やすい年齢となったので、 気をつけなければなりません。 僕の伯父は、 父方も母方も、 1人づつ、僕の今の年齢で病気で亡くなっていますから。 さて、先々週の土日と、 新潟県と長野県のコミュニティーFM局の研修会があったのです。 これは以前、このブログでも書きましたが、 実は、営業研修会で話題となった『風景スケッチ』以外にも、 営業研修会で各局の話題になった事があったのです。 それは・・・。 『十日町ニュース』 でした。 通常『十日町ニュース』は、 市内の新聞社さんの協力で、 各紙の記事読みますが、 週に何回かは、 自前で取材した内容を、 録音とアナウンスと言うカタチで放送しています。 このニュース編集に関して、 僕の取材・編集のやり方が少し話題となりました。 僕は、取材現場で録音をする時に、 基本的にメモは取りません。 現場で何か書いているとしても、 それは、録音のタイムだけで、 取材内容のメモは、 取材先の場所や、取材対象者の名前くらいです。 なぜメモを取らないかと言うと、 『基本的に全て音声で記録されているから。』 です。 そして、もう一つの理由は、 『メモを取ると、メモした全ての情報が大切に思えてきて、編集時に切れなくなるから。』 です。 ニュースはスピードが命。 より早く皆さんに聴いていただくには、 編集時間をどれだけ短くできるかが勝負。 そこで僕はメモを取らず、 その場で僕の記憶に残った音や発言だけをピックアップするようにしています。 取材は大抵、1時間〜2時間程度の場合が多いです。 市長の定例記者会見から、 街の話題やイベントまで、 1時間〜2時間の取材音源の中から、 正味3分〜3分30秒程度に音を編集してまとめ、 そこにアナウンスを1分〜1分30秒で乗せて、 4分間〜4分30秒間程度のニュースにするのです。 これはいちいちメモを見て、 何処を切って、何処を残そうか?と考えていたら、 とてもじゃないけれど編集に時間がかかってしまいます。 そして、メモを取らないもう一つの理由は、 『高卒の僕が理解できないことは、リスナーさんにも理解できないだろう。』 と言う理由です。 僕は大学には行っていませんから、 学歴はありません。 そんな僕が理解できる内容でないと、 ニュースとしては伝わらないだろうと思っています。 だから、メモを取らずに、 現場で記憶するようにしています。 それからもう一つ、 編集を早くする為に、 アナウンス原稿は書きません。 いちいちアナウンス原稿を書いていたら、 それだけで時間がかかってしまいます。 取材現場に行くと、 大概資料が用意されています。 その資料を見れば、 大抵必要な情報が書かれているので、 録音の時に、 その資料を見てアドリブでアナウンスを入れていきます。 この方法で、ニュースの音源の編集、 アナウンスの録音、 音楽までつけて、 2時間間くらいの取材音源でも、 30分間〜45分間程度で編集を終わらせる事ができるのです。 僕の感覚では、 どんなに長い演説やスピーチでも、 要点はせいぜい1分間〜2分30秒間程度です。 その要点を見逃さず、 バッサバッサと切って編集すれば良いのです。 と言う、僕のニュース編集が少し各局の話題となったのでした。 さてさて、今日も仕事頑張ります!! では・・・。 |