『ガソリン』 |
2007/11/01(Thu) 今日は早番出勤なので車で通勤しましたが、 普通番、遅番出勤時は、 まだまだバイクで通勤しようと心に決めている佐藤です。 このブログをずっと読んでくださっている方はご存知かと思うのですが、 僕が50ccの原チャリ通勤を始めた一番の原因は、 今年のガソリン(原油価格)価格の高騰にあります。 1リットル、140円を超えようとしていたので、 『これでは車の維持費だけで大変な出費となってしまう。』 と言う危機感からバイク通勤を決意したのでした。 結果、ガソリン代は車通勤をしていた時より、 7〜8割くらいは安くなりました。 そして、バイクに乗ることで、 結果的にストレス解消となったり、 風暑さ、寒さを感じることができ、 自然をより身近に感じることができるようになりました。 そして、なんと言ってもガソリンの消費を減らすことで、 エコロジーも実践できたのです。 まさにバイク通勤は、僕にとって良い事づくめでした。 しかし・・・。 これから冬・・・。 東京や雪の降らない土地ならいざ知らず、 ここ十日町市は、全国でも有数の豪雪地帯。 真冬にバイク通勤と言うわけにはいきません。 これからの時節はどうしても車を使うしかないのです。 そんな今日、11月1日から全国一斉にガソリンの値上げが行われるらしいのです。 これはう、石油メーカーや、ガソリンスタンドさんの自助努力ではどうにもならないラインに来ています。 バブルを超えた好景気は、一部の大企業と、一部の投資家に限られています。 僕達一般の庶民は、収入も上がらず・・・むしろ減っているのに、 ガソリンは高騰するし、それに影響されて石油を使った製品は値上げされ ガソリンに代わる代替燃料のバイオエタノールのおかげで、 トウモロコシをはじめとする穀物の価格も上昇。 酪農家では、家畜の餌代が高騰し、 もっと悪い事に、飢餓で苦しむ世界中の人々の食料も、 このバイオエタノール取得合戦のおかげで、 確保が難しくなっているのです。 京都議定書にも調印しないアメリカが、 このバイオエタノールの生産を押しており、 中東諸国の不安定要素、イラク情勢と並び、 アメリカ(アメリカの庶民は善良な人々がほとんどです。) ・・・と言うより今のアメリカ政府が今回の原油価格上昇や、 穀物価格上昇、穀物不足を引き起こしていると言えなくも無いと、 僕個人は思っています。 で、調べてみると、 ガソリン1リットルの価格のうち、 いわゆる通称"ガソリン税"が53.8円となっています。 (Wikipedia『ガソリン税』参照) 正式名称で内訳を表すと「揮発油税48.6円、地方道路税5.2円」です。 ちなみに地方道路税となっていますが、これは国税です。 このガソリン税は、道路特定財源で、 今のところ道路整備事業だけに使われています。 しかし、国会でも論議が始まっていますが、 この道路だけにしか使えない税金を一般財源化(消費税などと同じように、使用用途を限定しない税金)にしようと言う動きがあります。 これはちょっと違うのではないかと、僕は思うのです。 このいわゆるガソリン税は、 1970年代のオイルショックを機に暫定措置として「租税特別措置法」として成立しています。 つまり、期間限定の法律なのです。 これが30年以上も延長されています。 今度の期限は、来年3月31日です。 これを機に、このガソリン税を一般財源化しようと言うのです。 1リットル、150円を超えるとも言われ今・・・。 年内にも1リットル、170円を超えるなんて言う説もありす。 そして、僕の大好きなビールも来年値上げとなります。 道路を作る必要性が減っているなら、 なぜ、このガソリン税を減税せずに、 一般財源化しようと言うのでしよう? 1リットルあたり53.8円・・・。 この何パーセントでも減税してくれたら・・・。 こう思うのが、一般庶民の感覚ではないでしようか? 期間限定の法律が、30年以上も続いているのはオカシイでしょう。 そして、ガソリンには、このガソリン税の上に消費税の5%も乗っかっています。 収入は上がらないのに、 物価だけが上がっていく・・・。 デフレで苦しんだこの数年間・・・。 今度は収入が上がらずにインフレに・・・。 石油メーカーや、ガソリンスタンドで働く皆さんだけが、 消費者の批判を受けるのもオカシイです。 企業の自助努力はもう限界を超えています。 これ以上、国民に負担を強いるのではなく、 そろそろ政治が国民生活を立て直す手伝いをしてくれても良い時期なのではないでしょうか・・・。 僕達は、税金も年金も納めて、 この国を支えているのですから・・・。 佐藤広樹
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