『僕のラジオ体験』 |
2009/05/22(Fri) 今では信じてもらえないのですが、 子供の頃は内気で、 人見知りでした。 いつも何か悩んでいて、 自分が嫌いな子供でした。 そんな僕を助けて、励ましてくれたのがラジオでした。 小学校5年生の時に、 松山千春さんの『季節の中で』が、 CMで使われ大ヒットしました。 とても高い素敵な声と、 美しい歌詞に子供ながら心惹かれました。 『こんな美しい歌を歌う人は、どんな人なんだろう。きっと素敵な話しをする人だろう』 子供の僕は、 勝手に松山千春さんを、 そんな風に想像しました。 ある日新聞のラジオテレビ欄を見ると、 『月曜日午前1時・オールナイトニッポン・DJ松山千春』 と書いてありました。 僕はドキドキしながら、 真夜中の1時に起きて、 ラジオをつけました。 衝撃的な松山千春との…。 いや、ラジオとの出会いでした。 ラジオでしゃべる松山千春さんは、 まったく素敵じゃなかった(笑) 毒舌で面白く、 そして午前3時前のエンディング曲『大空と大地の中で』が、 流れる時だけ、 心に染みる事を言う人でした。 それ以来、僕は深夜ラジオを聴いていました。 どんなに悩み事が辛い思春期も、 ラジオが僕を笑わせ、 ラジオから流れる音楽に救われてきました。 単純な僕は、 『どうして僕はラジオのこっち側で、ラジオを聴くだけなんだろう?いつかラジオの向こう側で、マイクに向かって話してみたい。』 と思うようになっていました。 今はこうやって、 マイクの前で話せるようになりました。 本当にありがたい事です。 いつか僕の放送を聴いて、 子供達が、 『僕もいつかラジオで話したい。』 と思ってくれたら…。 悩み事が少しでも軽くなってくれたら…。 それが、僕にとって、 一番嬉しい事です。 そしてタイムマシンがあったら、 小学校5年生の僕に、 ラジオアシスを聴かせてやりたいです。 さて、明日も張り切ってラジオアシスを放送します! 皆さんからのメッセージ待っています! 佐藤広樹
|