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 『楽しい事を、真剣に考える』

2009/05/26(Tue)

我家の愛犬・鈴は、
只今毛の生えかわりの季節を迎えており、
我家の中は、
鈴の毛だらけです。
昨日はシャンプーをしてやって、
ブラッシングをしたので、
かなり落ち着いたのですが、
それでもこの季節と、
冬の前は大変です。
僕の車も、
時々鈴が乗るので、
やっぱり後部座席は毛だらけです。

『人間の髪の毛も抜けても、また必ず生えてくるならいいなぁ・・・。』

と、鈴を見ながら思っている佐藤です。


さて、コミュニティーFM局と言う仕事は、
とても不思議な仕事です。

"楽しい事を、真剣にやっている仕事"

だからです。
"楽しい事を、真剣にやる仕事"とは、
コミュニティーFM局以外にも沢山あります。
例えば、ディズニーランドをはじめとする遊園地やテーマパークの仕事。
旅館やホテルが代表的な観光の仕事。
イベント会社や広告会社。
テレビのバラエティー番組を制作する会社。
そして様々なショップ。
とりわけコミュニティーFM局の人間は、
楽しいを真剣に考えて、
楽しい番組を作って放送しています。
番組を作る過程では、
企画会議など、
笑ったり、時には激論を戦わせたりして、
時には本当に悩みながら企画を作っていきます。
それは本当に真剣な論議の積み重ねから生まれてくるものなのです。

『本当にこの番組やコーナーは、リスナーが楽しんでくれるだろうか?』

『我々がこの番組やコーナーを、この地域で放送する意味があるのか?』

など、一生懸命考えて企画していきます。
その基準で判断して作られてるのが、
コミュニティーFMの番組なのです。
(少なくともエフエムとおかまちの番組はそうやって作られています。)

ですが、放送する時は、
一番大事なのが、
放送を担当するパーソナリティーが、
自分の番組やコーナーを楽しんでいるか・・・です。
やっぱり"楽しい"は楽しいと思っている人からしか、
聴き手には伝わりません。
声とは面白いもので、
笑顔からでないと、
楽しい声が出てこないのです。
ですから、
パーソナリティー自身が、
"楽しい"と思わなかったら、
楽しい声が出ず、
結果"楽しい"は聴き手に伝わらないのです。

聴いてくださる人に楽しんでもらう為に、
番組の作り手は、手を抜いたりはできません。
なぜなら"楽しい"を100%伝えようと思ったら、
200%の"楽しい"を作らないといけません。
マイクと言うフィルターを通し、
顔の見えないのがラジオですから、
リスナーさんへ"100%の楽しい"は届かないのです。
僕はそう思って番組を作り、放送しています。
とは言え、すべての人に"100%の楽しい"が伝わるわけでもないのです。
でも、1人でも多くの人に、
"楽しい"が伝わるように、
より楽しい番組を作り、放送していきたいです。
僕達はいつも、楽しい事を、真剣に考えています。
にぎやかしだけの番組なら、放送する意味はない。
一見、にぎやかしに見せていながら、
何か一つ筋の通った番組。
今までも、これからも、
そんな番組を作り続けます。
それが街の活気に繋がるのだから・・・。

それがコミュニティーFM局の仕事なのです。

では・・・。


佐藤広樹



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