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 『優秀賞受賞しました』

2011/01/17(Mon)

今日、独立行政法人・防災科学研究所主催の
『防災ラジオドラマコンテスト』で、
エフエムとおかまち制作の
『キズナ』が優秀賞を授賞しました。

一応、脚本と演出(監督)を、
私が、させていただきました。
出演は、一昨年のラジオドラマ『クリスマスリレイヤー』にも参加した、
ぼっちゃん、キャラメル、総司令、シゲルの4人。
+エフエムとおかまちの、
パーソナリティとスタッフです。
応募規定の関係で、
7分間で短いラジオドラマですが、
内容は濃くなっています。

今日の午前中、
NHK第一ラジオで発表され、
午後3時30分からミュージックバードで、
全国放送していただきました。
このラジオドラマ『キズナ』は、
災害と言う究極の困難の中、
譲り合い、励まし合う姿を描きました。

防災ラジオドラマ「キズナ」は、
ある意味ドキュメンタリーのラジオドラマです。
2004年の中越地震をキッカケに開局した、
エフエムとおかまちパーソナリティーの僕が、
2007年の中越沖地震で被災した
柏崎市のエフエムピッカラさんへ、
支援員として派遣された時に実際に見た光景です。
中越沖地震後2日間支援員として派遣され、
夕飯を支給してもらう為に行った小学校で、
人々は疲れきっていました。
そんな中でも譲り合い、
励ましあう被災者や自衛隊の若い隊員達の姿は、
目の前の困難を乗り切る為に支えあう日本人の美しい姿でした。
そこにはまさに絆が存在しました。    
そして、地域のメディアであるコミュニティーFM局の局員達は、
自分達の家族や愛する人を余震の恐怖の中に残してまで、
24時間放送を41日間続けました。
それは地域の放送局として、
市民に情報を届けようとする真摯な姿勢でした。
僕は支援員と言う立場でしたが、
この事実を多くの人に知ってほしくて、
この防災ラジオドラマ「キズナ」を制作しました。
全国でお聴きいただいた皆さんには、
そのことを感じていただけたら幸いです。
ただ、7分間と言う時間に物語を収めることには苦労しました。
しかし、短い時間の中で表現するからこそ、
伝えられるモノもあると思いました。
この物語は賞をいただくことで、
多くの地域の多くの人々に聴いていただくことができました。
それが何より嬉しいことです。

では・・・。




佐藤広樹



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