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 『自分で納得できない放送』 - 2008/03/18(Tue)

道路脇の雪の壁が、泥に汚れています。
一見汚いように見えますが、
雪国の人間にとって、これは春の訪れを示す汚れです。
新しい雪が降らなくなるので、
汚れが隠れなくなるのです。
まだ1メートル以上ある雪の壁。(場所よっては2メートル近い)
早く溶けて無くなるといいなぁ。

さて、2年間『スタンド・バイ・ユー』を担当していますが、
自分自身納得のいく放送が、
まだ一度もできていません。

『自分自身が納得がいく放送』

と言うものがどんな放送なのか・・・。
それは僕にもハッキリとはわかりませんが、

『早く次の放送を聴きたいなぁ。』

と、放送終了後にリスナーさんに思ってもらえる放送です。

放送していて・・・。
あるいは、放送の録音を聴いてみて、
この2年間は、そう言う番組を放送できていないのは事実です。
それでも僕は毎回番組の録音を聴きます。
そして反省をして、問題点を洗い出し、
次の放送、また次の放送と、問題点を1つ1つ解決していくようにしています。

そんな僕でも年の1度か2度・・・。
録音さえ聴きたくないと思えるくらい、
納得のいかない日があります。
あまりに納得がいかない日の放送は、
聴いて問題点を修正するより先に、
気分がズドーン!と落ち込んでしまうので、
聴くのを避けるようにしています。
一回気分が落ち込むと、
問題解決より、自分の中で問題が大きく拡がりすぎて、
収集できなくなってしまうからです。

年に一度くらい、自分で『今日の番組は聴かない。』と思える放送があります。
今年はもうすでにありました。
これは僕自身の番組に対する"コダワリ"の問題で、
お聴きいただいているリスナーさんには気づかれない部分かもしれません。

とにかく目標は、

『自分自身が納得のいかない放送をしないようにする。』
そして、いつか・・・。

『自分自身が納得できる上質の番組を放送する』

です。

その上で、リスナーの皆さんに、
番組が終わった直後に、

『早く来週のスタンド・バイ・ユーが聴きたいなぁ。』

と思ってもらえる放送をしたいと思っています。


 『新しい人生』 - 2008/03/20(Thu)

本当に春らしくなってきましたね。
春は僕が一番好きな季節です。
もう少し暖かくなって、
雪ももう少し少なくなったら、
いよいよ今年も50ccのバイクで通勤です!
今からバイクの手入れをして、
いつでも乗れるようにしたいと思います。
その日をワクワクしながら待っています。

さて、昨年末より時々このブログでも書いてきた、
『人生のケジメ』シリーズ(?)ですが、
いよいよ昨日、そのケジメがついたので報告いたします。
まぁ、個人的なことなので、
細かい部分は書けないのですが、
ブログを読んでいただいて、
心配いただいた皆さんへのご報告です。
僕がこの仕事に就く前に自営業をしていた事は、
リスナーさんの多くが知っていることと思います。
1人だけで3年3ヶ月経営をしていました。
しかし、力及ばず、店は閉店せざるをえなくなりました。

『お客様へや取引先、店を出していたショッピング・センターへご迷惑をかけないで閉店したい。』

閉店を決めた時は本当にそれだけの想いでした。

『迷惑をかけないで閉店・・・。』

要するに金銭的迷惑をかけないで閉店したい・・・。

言うのは簡単ですが、
それは当時の僕には大変な事でした。
閉店時期も問題でした。
お客様といろいろな契約事項のある商売でしたから、
今日決めて明日閉店とはいきません。
少なくても閉店発表から3ヶ月間の猶予が必要でした。
閉店までの期間が長引けば長引くだけ経費もかかります。
取引先への支払いも嵩みます。
お金は底をついていましたから、
必然的に借金が増えていきまた。
その借金返済をここ数年してきたのです。
それが昨日、やっとメドがつき、
これからは人並みの生活がしていけるようになったのです。

本当に家族をはじめ、
いろいろな方の力を借りて、
なんとか昨日を迎えることができました。
ありがとうございました。

お金の苦労を心底味わった数年間でした・・・。

やっと人生のケジメがつきました。
これからが僕の"新しい人生"のはじまりです。
家族の恩。
力を貸してくれた人達の恩。
に報いるためにも、
これから一生懸命働いていきます。




 『素敵な絵』 - 2008/03/22(Sat)

今日は『come on みゅーじっく』のコーナーをお休みして、
メッセージを読み続けました。
先週時間の都合で何通読めなかったので、
今週は全部メッセージを読みたかったのです。
ミスチルの特集は先週、今週と先伸びとなってしまっていますが、
来週こそは絶対に放送します。

さて、武田鉄也さん主演の映画『降りていく生き方』のエキストラオーディションが、
スタジオのあるキナーレの隣、
クロス10で行われています。
(今現在行われている)
僕も放送終了後にちょっとオーディションを覗かせてもらったのですが、
大勢の市民がオーディションを受けていました。
映画プロデューサーに聞いたところ、

『当日飛び込みも入れれば300人はいくのではないか?』

と言っていました。
凄い熱気でした。
オーディションの特別審査員には俳優の渡辺裕之さんもいました。
渡辺裕之さんは、テレビで見たままのカッコイイ人でした。

さてさて、今日嬉しい事がありました。
小学生リスナーのケンちゃんが、
スタジオでヘッドフォンをしている僕と、
お父さん、お母さん、妹、そしてケンちゃんがスタジオにいる絵を描いてきてくれました。
スタジオの音響機材やパソコンも描かれていて、
とてもリアルに描かれていました。
小学校低学年のケンちゃんが、
スタジオに来た時のことを鮮明に覚えていて、
記憶を頼りに描いたのです。
本当に凄い記憶力です。
機材の位地や、ヘッドフォン、
スタジオのテーブルはきちんと描かれていました。

僕が放送していることで、
1人でも多くの子供達が夢を持ってくれたら嬉しいのです。
この歳になって言うもの青臭いのですが、
やっぱり"夢"があれば、
人間なんとか生きていけるものです。
もちろん、夢だけでは食べていけません。
でも、夢を追いかけることができたなら、
子供達は苦しいことも、
辛いことも乗り越えていけるのです。
僕自身、生活するのは大変だけど、
それでも子供達に夢を与えていける大人でありたいと思うのです。
僕がラジオで喋ることで、
子供達が夢を持ってくれるなら、
こんな嬉しいことはありません。

ケンちゃん、素敵な絵をありがとう。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!


 『プロ根性』 - 2008/03/25(Tue)

まだまだ雪の残る十日町市ですが、
だいぶ春めいてきました。
僕も一昨日の日曜日は、
いよいよ4ヶ月ぶりに、
原チャリ・スナッフィーを車庫から出して、
消防団の配り物を配達するために乗りました。
午後からは、そのままスナッフィーに乗って会社まで来て、
休日出勤業務をしていました。
いやぁ〜バイクに乗れる季節はいいですねぇ。

さて、先週の水曜日19日の
『Much More 10 Radio』
聴いてくださっていたでしょうか?
"ほっこりん"こと高野綾子アナウンサーが担当していました。
たぶん聴いてくださった方は誰も気づかなかったと思いますが、
あの日の高野アナは風邪で大変体調が悪かったのです。
マイクがONになり喋り出すといつものトーンで明るく喋り、
音楽やCM、収録モノが流れるとグッタリしていました。
そしてまたマイクをONにし、喋り出すと元気な声で話し続けました。
それは高野アナがプロ根性で乗り切った、
2時間25分間の放送でした。

あの日、
夕方になり根津しのぶさんから僕の携帯に電話がありました。

『高野さんが体調悪そうだから、帰って来てもらえますか?もしかしたら放送を佐藤さんに代わってもらうことになるかも・・・。』

慌てて事務所に帰ると、
高野アナが赤い局のベンチコートを着て、
スタジオに居ました。
声をかけると、

『寒気がして気持ち悪い。』

とのこと・・・。
オデコに手を当てると熱があるようでした。
本番5分前でしたが、僕が

『番組を代わろうか?』

と言うと、高野アナは、

『大丈夫です。自分で放送します。』

と言いました。

『とにかく無理しないように、途中でダメなようならいつでも交代するから。』

『わかりました・・・。』

とは言え、青い顔をしている高野アナ・・・。
根津さんに頼んで、
高野アナの背中にホッカイロを貼ってもらい番組はスタートしました。
ラジオで聴く限り高野アナの声はいつもの通り元気に聴こえていました。
番組中、椅子にも座っていられず、
何度もスタジオでしゃがみ込む姿勢になっていた高野アナ。
そんな高野アナに僕は何度も『交代』を申し出ましたが、
それでも"自分の番組への責任感"から、

『大丈夫です。』

と返事をして高野アナは喋り続けました。
途中、見学のリスナーさん達が数人スタジオ前に来てくださいましたが、
見ていると、高野アナが音楽の間に休めなくなると言う、
事情を察して、見学を中止してくださいました。
本当に心温かな紳士的なリスナーさん達でした。

そして午後4時35分〜午後7時の放送を乗り切ったのです。
これはまさに、
ラジオパーソナリティーとしてのプロ根性でした。

『ラジオを聴いてくださるリスナーさんに気を遣わせたくない。いつもの楽しい番組を放送して、リスナーの皆さんに喜んでもらいたい。』

きっと、そんな想いが高野アナの心の中にはあったのでしょう・・・。
と僕は感じました。
もちろん、ご存知の通り、
高野アナは次の日には元気になり、
今朝も元気に喋っています。


 『世界に一つの命』 - 2008/03/28(Fri)

おはようございます。
いよいよ平成19年度も、
今日を含めてあと4日間となりました。
仕事的には土日を挟むので、
今日と月曜日だけです。
暫定税率問題、桑田投手引退、松井秀樹さん結婚、
土居宇宙飛行士無事機関、などなど・・・。
世の中大変なことになっていますが、
エフエムとおかまちも、年度末は大変な忙しさです。
そして、その忙しさが今日一番のピークを迎えます。
今日一日を乗り切れれば、
やっと新年度が見えてきます。
スタッフ一同、本当に"疲労困ぱいコンパニオンガール"状態です(--;)
とにかく、今日一日必死で頑張ります。

さて、一昨日用事があり、
早見アナに電話しました。
出産後初めて喋ったのですが、
とても元気でした。
赤ちゃんも元気とのことで、
とても幸せそうでした。
僕にはどうもマイペースの早見アナが"母親になった"と言う実感が無かったのですが、
声を聞けばスッカリお母さんの声でした。
一つの命を無事に生む・・・。
これは人間にとって、とても大切で重要な仕事なのだと思いました。
僕は独身なので、子供はいません。
ですから勿論子育てもしたことがありません。
ですが、これから子育てをしていく人達は、
とても大切で、重要な仕事・・・子育てをずっと続けていくのだろうと思います。


このところ通り魔的事件が多発しています。

『誰でもいいから殺してみたかった。』

命の大切さを知らない人がいるのは悲しいことです。

今朝も東京で父親が家族を道連れに一家心中を図ったと言うニュースがありました。
"心中"と書くと何か日本的刹那さを感じますが、
これは間違いなく"殺人"です。
何があったにせよ、
自分の子供まで巻き添えにしてはいけません。

一つの命がこの世に生まれてくるのは、
簡単なことではありません。
10ヶ月間女性はお腹の中で赤ちゃんを育てます。
そして、出産。
出産は女性が自分の命を賭けて挑む大変な闘いなのです。
日本は医療技術、医療設備、そして妊娠出産に対する知識が拡がっていますから、
出産時の危険はかなり少なくなっています。
しかし、発展の途上にある、ある国では、
医療技術、医療設備、そして何より妊娠出産への知識が低いため、
出産時に母体が亡くなるケースは5割以上にものぼると聞きました。
女性にとって妊娠出産は、
本当はそれくらい大変なことなのです。
女性が自らの命を賭けて産んだ新しい命。
1人1人がそうやって産んでもらって、
今現在ここに存在しているのです。
1人1人が輝く命を持っているのです。

その大切な命を、
他人が奪って良いはずがありません。

『誰でもいいから殺してみたかった。』

これは許されないことです。

『自分と一緒に家族も死のう。』

これも許されてはいけないことです。


今は『何をしても謝れば許される。』と思っている人が多いように感じます。
テレビのニュースでは、
連日誰かが頭を下げて謝っています。
勿論、謝り反省することも大切ですが、

『人間には、絶対やってはいけない事があって、それをしたら、絶対に許される事はない。』

と言うことを知るべきだと思います。

絶対にやってはいけないこと・・・。
それは・・・。

"人の命を奪う事"です。

だって、アナタの一つしかない輝く命も、
世界中の誰かの一つしかない輝く命も、
お母さんが自らの命を賭けて産んでくれた命なのだから・・・。
どんな善人も、どんな悪人も、
ひとりでに湧いて来た訳ではありません。
お母さんが命を賭けて産んでくれたのです。
そして、僕達1人1人には、
一度しかない人生なのです。
お母さんの命を賭けた苦労と、
お父さんの人生を賭けた子育てを知るべきです。
人が人の人生を奪う事は、
絶対にしていけないことです。
そして、もし他人の命を奪ってしまったのなら、
どんな事情かれ、その行為は正当化されるべきではないし、
絶対に許される事はないと・・・。
1人1人が知るべきです。

誰の命も、世界にたった一つの命だから・・・。






 『桜』 - 2008/03/29(Sat)

今日も3時間30分はアッと言う間に終わってしまいました。
正直、今日は放送が終わってちょっとグッタリしております。
年度末の超忙しい3月が終わろうとしている為です。
昨日のブログにも書きましたが、
昨日が忙しさのピークでした。
昨日のハードな一日を終えて、
今日は開放されたような気分で放送ができました。
その為、終わった途端にグッタリでした。

そして、今日で土曜の午後に1時間おきに放送していた、
『冬期間の道路交通情報』の放送が終了。
これから土曜日の午後は、
時間を気にせずに『Let's Go 演歌』や、
他の番組が収録できます。
これもホッとした原因です。

さて、春です。
東京では桜が満開だとか・・・。
アメリカのワシントンでも桜が満開だとか・・・。
春のニュースが飛び込んできています。
僕は毎年上越市の高田公園の桜を楽しみにしています。
僕は花に興味はほとんどないのですが、
桜だけはなぜかとても好きなのです。
桜を見ているだけで幸せな気持ちになります。
基本的に飲み会が苦手な僕は、
お酒を呑むだけのお花見は、もう何年もしていません。
とにかく1人で半日くらいブラブラしながら、
桜を眺めています。
そんな僕を『寂しい』と言う人がいますが、
そう言う人は情緒が足りないのだと思います。
青い空を背景に、
満開の薄紅色のソメイヨシノを眺め、
幸せな気持ちになるのは、
何にも増して贅沢な時間です。
そして、青空ばかりが桜の綺麗さを際立たせるものではありません。
鉛色した曇り空の時に、
風に舞い散る薄紅色の桜吹雪の綺麗なこと・・・。
僕は、路上に絨毯のごとくひきつめられたピンクの花びらと、
灰色のアスファルトの色の対比も美しいと感じます。

『パッと美しく咲いて、人を熱狂させてパッ散る』

その一瞬の熱狂と刹那さが、
僕にはとても心に響くものがあります。

昨年は老人養護施設にいる祖母を車椅子に乗せて、
母と三人で花を見に行きました。
あいにく小雨まじりの寒い日だったので、
今年は暖かな日に祖母に満開の桜を見せてあけげたいと思っています。

桜・・・。

僕はこの花が世界で一番好きです。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!







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