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 『報道記者・佐藤がゆく2』 - 2009/02/16(Mon)

今日は本来お休みでしたが、
JR東日本の社長が、
信濃川不正取水問題で、
十日町市に謝罪に来る事に急になり、
取材に行った佐藤です。

正直、JR東日本の清野社長は、
十日町市市議会と、
十日町市長に謝罪はしましたが、
十日町市市民には謝罪していない印象です。
市議会全員協議会室で、
市議会議員の前で謝罪し、
田口十日町市長には謝罪しましたが、
謝罪を始めて30分で十日町市役所を後にしました。
その後、宮中取水ダムも、
小千谷市の発電所も見る事なく、
東京の国土交通省へ謝罪に行きました。
僕が質問した

『問題発覚後、なぜ国の処分が発表になるまで、社長のコメントも謝罪もなかったのか?』

についても、

『国の処分が出てからが、適切だと思いました。』

と言う答えでした。
この答えが、JR東日本の姿勢を表しているように思いました。

今日の取材には、
テレビ局各社。
全国紙新聞各社。
市内新聞各社と、
沢山の報道陣が取材に来ました。
この問題は、かなり注目度があるのです。

その後、取材したネタを編集し、
お昼の「十日町ニュース」に入れ、
その後、湯沢グランドホテルで行われた、
「国体報道陣会議」に出席しました。
明日は、秋篠宮殿下も出席する
「国体」の開会式の取材です。

てな事で、
休みはなくなりました。
それでも佐藤は頑張ります。

十日町市にとって、
大切なニュースがあるなら!

では…。

※JR東日本の社長が、
十日町市に謝罪に来られたニュースは、
エフエムとおかまちが、
一番早く報道できたのではないか!?
と、思っております。


 『報道記者・佐藤がゆく3』 - 2009/02/19(Thu)

ギリギリです。
佐藤の電池切れギリギリです。
先週末の「JR東日本の不正取水問題に国の水利権停止」
から始まった。
僕の忙しさはピークを迎えています。
月曜日はJR東日本の社長が、
十日町市に謝罪に来たので取材し、
夕方からは、湯沢グランドホテルに行き、
トキめき新潟国体の、
全国報道陣会議に参加し、
国体取材に関する取材協定を勉強。
火曜日は、湯沢町の湯沢カルチャーセンターで、
秋篠宮殿下、同妃殿下御臨席、
国体大会会長の森元総理も出席の、
トキめき新潟国体開会式を取材。
即、編集し夕方の番組で放送。
ちなみに、月曜日は休みを返上。
火曜日は早番で出社、
帰宅は夜…。
水曜日は本来は遅番なのですが、
朝から松之山温泉スキー場で行われる、
国体のモーグル競技(デモンストレーション競技)を取材する為、
早番の時間で出社、
取材に行くまでの時間に、
CM録音や編集。
書類作りをして、
1日中国体モーグル取材。
夕方の番組に放送する為、
放送2分前まで編集作業。
放送後、
八海高校三年生松田拓也選手の、
国体モーグル4位入賞後のインタビューを編集し、
お隣の南魚沼市のエフエム雪国さんへ届けました。
帰宅は夜10時を過ぎていました。
で…今朝も早番出勤(起きるのは朝4時45分)
富田アナの番組サポートをして、
その後、早見アナ、根津リポーターと、
十日町市吉田の国体クロスカントリーを取材。
取材していたクロスカントリー女子リレーで、
新潟県か優勝!
レース終了直後に、
リレーメンバー4選手を直撃インタビュー!
運良く4人のインタビューが録れました。
クロスカントリー女子リレーは本当に良い結果となり、
取材している僕も嬉しかったです。
取材が終わった直後、
お隣の南魚沼市のエフエム雪国さんから、
取材した女子リレーの各選手のインタビューが欲しいとの依頼の電話。
即、スタジオに戻り編集作業。
編集終了後、すぐにエフエム雪国さんのスタッフさんが、
編集した素材を取りに来る。
エフエム雪国さんに素材を渡し、
ウチの昼の番組でも放送してもらう。
その後、吉田クロスカントリー場に戻り、
明日の国体クロスカントリー成人男子リレー実況中継を担当する為の準備取材。
夕方5時に早見アナと根津リポーターと共に帰社。
明日の実況中継放送の打ち合わせ。
夜7時に会社を出て、また取材。
疲れた…。


 『国体』 - 2009/02/21(Sat)

今日は、朝8時からスタンド・バイ・ユーを、
いつも通り3時間30分放送し、
その後、続けて十日町雪まつり特番『十日町雪まつりだよ!全員集合』を1時間30分放送。
気づけば5時間喋っていた砂糖です。
とは言え『トキめき新潟国体総集編』を、
スタンド・バイ・ユー内で放送4回に分けて放送したので、
それほど話した気もしていませんね。

さて、
今回、生まれて初めて国体を体験しました。
"体験"と言うのは、
観戦しただけではなく、
取材や実況中継のアナウンスを通して、
実際に選手が真剣に戦う現場を体験した。
と言う意味です。

で、僕の体験した国体は・・・と言うと・・・。
正直、メチャクチャ面白かったです!
国体の現場には、
選手、各チームのスタッフ、大会役員、大会スタッフ、ボランティア、観客、地元の人々、
そしてマスコミの熱気が渦巻いていました。
僕は17日に行なわれた開会式を取材し、
18日はモーグル男子を取材。
若い選手達の、真剣でいながら、
楽しそうに競技する姿に感銘を覚えました。
勝っても、負けても対戦相手を称える姿は、
本当に清々しいものでした。

19日にクロスカントリー女子リレー5km×4を取材。
新潟が優勝する瞬間を目撃し、
優勝直後の新潟の女子選手にインタビューする機会に恵まれました。
優勝直後の選手達は、
マスコミに取り囲まれ、
応援してくれた観客や、
関係者に取り囲まれて、
身体いっぱいに喜びを爆発させていました。
それは、インタビューする僕にとっても、
素晴らしいエネルギーの放出に感じられました。

そして、20日は、
人生始めてのスポーツ実況アナウンスでした。
僕達は、吉田クロスカントリーコースの、
大会本部の建物の2階に、
サテライトスタジオを設置し、
放送していました。
ここは、大会スタッフしか入れない特別な場所で、
マスコミは絶対入れない場所なのです。
しかし、実況放送が急遽決まり、
放送を実現することになったのです。
大会本部の建物の2階には、
場内アナウンスのブースがあり、
その端を借りての放送です。
実況放送開始直後、
スタジオにメールでご意見が届きました。

『佐藤の実況は、声が小さく葬式みたいなので、もうちょっと明るく元気に放送してください。』

と言う内容でした。
ありがたいご意見でした。
しかし、それには理由があるのです。
僕達の放送席と、会場アナウンスの関口さんの席は、
ほんの1メートル程度の距離なのです。
僕が大きな声で放送すると、
その声が会場に流れてしまう可能性があるのです。
前半は会場アナウンスのタイミングを探り、
関口さんの会場アナウンスを邪魔しないようにしていく必要があったのです。
後半には、それにも馴れ、
なんとかアナウンスができるようになりました。
解説にお願いした井川さんの素晴らしい解説にも、
本当に助けられました。
井川さん、ありがとうございます。

そして、このレース。
北海道と新潟のデッドヒートとなりました。
そして、トップ北海道から最大1分20秒以上離されていた3位秋田の猛追!!
ついに秋田は北海道と新潟の真後ろまで迫って、
第4走者に中継しました。
そして、この第4走者の争いは、
新潟の神津選手と北海道の野上選手の争いなのですが、
実は北海道代表の野上選手は、
地元十日町市の出身で、
なんと!!大会会場吉田カントリーコースの道を挟んだ隣にある、
吉田中学校の出身者なのです。
最後の最後、フィニッシュラインまでデッドヒートは続き、
タイムは同着!
写真判定にもつれ込む展開となったのです。
僕の放送席からは、
フィニッシュラインは目の前に見え、
身体一つ新潟の神津選手が早かったように見えたのでした。
ゴールして精魂尽き果てたように倒れこむ神津選手と、
野上選手の姿に本当に感動し、
鳥肌が立ちました。
20分後、写真判定の結果、
新潟が優勝となったのです。
僕も実際の写真判定の写真を見せてもらいましたが、
本当に身体の厚み分の差・・・20センチの差でした。

その後、僕は湯沢カルチャーセンターで行なわれた閉会式の取材に行きました。
閉会式では、
男女総合優勝が新潟と発表され、
天皇杯を新潟が手にしました。
女子の総合優勝は、
来年の国体開催地・北海道となり、
皇后杯は北海道に渡り、
新潟は皇后杯を逃しましたが、
2位となり、本当に素晴らしい大会となりました。

閉会式が終わり、
湯沢カルチャーセンターを後にして、
雪のちらつく湯沢の街を駐車場まで歩く間。
国体の終わった寂しさを感じていました。

国体と十日町雪まつり対応で、
死ぬかと思うほど忙しかったのに、
終わってしまうと全部が楽しく、
素晴らしい想い出となりました。

スタジオに帰って来ると、
他のスタッフは、
十日町高校グランドから、
十日町雪まつり前夜祭特番を放送していました。
僕は、1人今日のスタンド・バイ・ユーで放送する、
国体の総集編の編集に取り掛かり、
そこで他のアナウンサーが取材録音した音源を聴いたり、
大会会場からの電話中継の録音を聴きました。
どの会場でも、
ウチのアナウンサーとスタッフは、
とても素晴らしい選手の声を取材していました。

本当に、素晴らしい国体だったと思います。

さてと、もうすぐ夜9時です。
朝、8時から5時間番組で離し続け、
その後、1時間おきに「十日町雪まつり・臨時駐車場情報」を放送してきた僕の1日が終わります。
あと1回。
張り切って放送します!!




 『いよいよ終わり』 - 2009/02/22(Sun)

雪まつり最終日の今日も、
朝から「十日町雪まつり臨時駐車場情報」を放送している佐藤です。

いよいよ「十日町雪まつり臨時駐車場情報」も、
午後3時の放送をもって終了です。
毎年のことですが、
僕の十日町雪まつりは、
特番と駐車場情報で終わっています。
特に今年は、
前夜祭の特番も外れて国体の閉会式を取材し、
土曜日の特番はスタジオでメインで喋っていたので、
雪まつり会場には何処も行かないまま終わろうとしています。
まぁ、一緒に行く人もいないので、
どうと言う事もないのですが、
皆さんは十日町雪まつりを楽しまれましたでしょうか?

そして明日、
機材を借りていた他局に機材を返して、
2月4日の開局記念日特番から始まり、
国体、そして十日町雪まつりと続いた、
佐藤とエフエムとおかまちスタッフの、
怒涛の二月が終わろうとしています。

やっとゆっくり眠れる・・・。

本当に疲れました・・・。

やっと・・・Zzzzzzzzzzzz・・・・・・。

あぁがぁぁぁぁぁぁ!!
いけない!眠ってしまうところだった!!

午後3時の臨時駐車場情報放送まで後15分。
頑張って放送します!!

では・・・。


 『今、日本映画が面白い』 - 2009/02/27(Fri)

2月の忙しさのピークは越えたものの・・・。
年度末と新年度へ向けて、
仕事のハードさが第二ピークを迎えようとしている佐藤です。

開局記念日の国道117号の旅の後半については、
もう少し余裕ができた頃に書きますので、
楽しみにしてくださっている方は、
もう少々お待ちください。

さて、今週は映画『おくりびと』のアカデミー賞外国語映画賞に輝くと言う、
映画ファンにとっては嬉しいニュースが飛び込んできました。
このところ、本屋さんに行くと気づくのですが、
日本映画の専門雑誌や、
日本映画を中心にした紙面構成の映画雑誌が増えました。
あるいは、以前はハリウッドスターしか表紙を飾らなかった雑誌や、DVDの雑誌も、
日本の映画スターが表紙を飾るようになり、
以前はテレビを中心に活動していた俳優さん達も、
若手、ベテラン問わず映画に活動をシフトしているようです。
以前は映画スター<映画俳優と言うと高倉健さん、渥美清さんなど、
本当にごく一握りの俳優さん達でしたが、
現在は、映画を中心に活動する映画俳優も増えているように感じます。

『パッチギ!』(1は面白かったが、2は・・・。)
『クローズ・ゼロ』
『闇の子供たち』
『少年メリケンサック』(ちょっと中ダルミ気味な部分はあったが・・・。)
『20世紀少年』
『かもめ食堂』

などなど・・・まだまだあるのだが・・・。
小品、大作、社会派的作品を問わず、
このところの日本映画は面白い。
残念ながら『おくりびと』は、
まだ観る機会を得ていないのですが、
いずれ観たいと思っています。

日本映画が面白い浦には、
ハリウッド映画のツマラナサが根底にあるように思う。
以前、このブログに書いたり、
ラジオでも紹介した映画『パンズラビリンス』は、
とてつもなく面白い映画だったが、
(人生のベスト5に入る素晴らしい映画)
この作品は確かイタリア映画だった。

最近のハリウッド映画は人間を描けていないように感じます。
刺激的で派手なシーンの連続・・・。
映画ではないのですが、
テレビドラマシリーズ『プリズンブレイク』のシーズン1は、
ビックリするくらいエンターテイメントと、
登場するキャラクターが素晴らしく描かれていました。
ここ数年で面白かったのは、
この『プリズンブレイク』くらいでした。

つまり、日本映画は、
低予算の中、刺激的で派手なCGではなく、
"人を描く"ことが面白さに繋がっているのだと思います。
つまりは、監督の演出術、脚本、俳優の演技力の勝利なのだと思うのです。
ハリウッド映画も、ここに立ち返るべきだと思うのは、
僕だけでしょうか?

さてさて、その反面・・・。
最近気になるのが、
日本映画を引っ張って来て北野武監督の作品です。
『TAKESHI'S』『監督、ばんざい』『アキレスと亀』
このところの作品は、
いわゆる北野映画、キタノブルーと位置づけられる映画とは一線を隔しています。

『いつまでも、キタノブルーじゃねぇーよ。』

北野監督はそう思っているのだとも思うのですが、
以前のナイフのような切れ味が感じられない作品が多く、
淋しく感じています。
あるいは、天才・北野武に、
僕がついていけてないだけかもしれませんが・・・。

そうそう、
日本映画を面白くしている監督の1人に、
阪本順治監督がいます。
昨年暮に一緒にお酒を呑ませていただいた時の阪本監督は、
本当に一映画ファンのように、
映画を熱く語ってくれました。
そして、社会を熱く語ってくれました。
あの映画や世の中の事に対する情熱が、
日本映画人にはあるのでしょう。
その情熱が、
今、日本映画を面白くしているのでしよう。



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