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 『エコと自動販売機』 - 2008/06/03(Tue)

いよいよ関東甲信地方が梅雨入りしたらしいですね。
新潟県ももうそろそろでしよう。
今朝も小ぶりの雨などものともせず、
バイク通勤の佐藤です。

今月から原油価格が上昇し、
新潟県内でもガソリンのレギュラー価格がリッター170円を越えた所もあるようですね。
昨夜のニュースでは、
本土より輸送コストがかかる離島などては、
リッター200円を超える価格も出始めたとのこと・・・。
週末レジャーで車を使う人や趣味で車を走らせる人とは違い、
十日町地域を始めとする新潟県内の多くの山村地域では、
通勤や農作業に車や農業機械、除雪機を多く使います。
車も農業機械も除雪機も、
無ければ生きていく事ができない大切な足であり、
労働力なのです。
仕事に行くにも、農作業をするにも、病院や学校に行くにも、
土地が広く、雪深く、高齢者の多いこの地では、
車を使用するしかないのです。
これはまさに死活問題です。

さて、そんな事もあり僕は50ccバイクでの通勤をしているのですが、
通勤したり、普段の移動に50ccバイクを使っていると、
1,500ccの車を使っていると、
単純に計算しても、
1ヶ月間のガソリン代が2万円違ってきます。
2万円!!!大きいです。
そして結果的にガソリン使用量が減るので、
エコロジーにも繋がっているわけです。
それからバイクに乗ることで、
ストレス解消にもなっています。
オマケに会社帰りの道すがら、
ほぼ毎日寄って缶ビールを買うコンビニでは、
コンビニの店員さんが、

『雨なのにバイク通勤大変ですね』

と話しかけてくれたります。
僕がエフエムとおかまちの佐藤だと知らないコンビニの人達と話すのは、
仕事を離れてホッとできるひと時でもあります。

一石四鳥となっているわけです。

さてさて、エコロジーと言えば、
僕が実践しているのがコンビニやスーパーでのレジ袋を断る事です。
実際、いつの鞄などを普段持っているので、
買った物は鞄に入れれば良いけです。
ペットボトルのお茶や缶ジュースなどは、
コンビニで買った場合、
大抵が店を出たその場か、
営業の車の中で飲んでしまうので、
レジ袋はいらないのです。
コンビニなんかの場合、
レジから出口の距離が短いし、
出入り口は一つなので、
レシートさえ持っていれば、
いちいち買った印のテープも貼らなくても良いと思います。
テープだってモッタイナイ。
そして、スーパーなどのレシートも、
ちょっと長い気がしています。
印刷してある内容が多い為だと思うのですが、
買った物と関係ない内容の宣伝まで沢山書いてあり、
それによってレシートがどんどん長くなっています。
これもモッタイナイと感じています。

さてさてさて、
エコロジーばかりではなく、
最近はタバコの自動販売機も、
お酒の自動販売機も、
未成年者が簡単に買えないようににっています。
これは僕はとても良い事だと思います。
僕はタバコは吸わないので、
今話題のタバコの自動販売機用カード・タスポは持っていません。
以前、僕が自分でやっている店の前にもタバコの自動販売機があり、
高校生が堂々と買っている姿を何度も見かけました。
何度か注意をしましたが、
実際、際限がなく・・・。

『なんとかならないものか・・・。』

と困っていたのでした。

そして、昨日、
缶ビールを買おうと思い、

『冷えた缶ビールを買うなら、自動販売機が一番冷えているだろう。』

と、たぶん15年ぶりくらいで缶ビールの自動販売機の前に立ちました。
自動販売機を見ると、何やらカメラのようなものがセットされています。

『こりゃ、未成年者に買わせない為だな。ヨシヨシ。』

思いながらお金を入れたけれど、
ボタンを押しても缶ビールが出てきません。
お店の店員さんに聞くと、

『免許証を入れてください。』

との事・・・。

『ほぉー!こりゃ凄い!免許証で年齢確認するんだ。大したものだ!!』

と、ちょっと感激しながら免許証を入れました。
しかし、やっぱり缶ビールが買えません。
もう一度店員さんに声をかけると、
店員さんが出てきてくれて、

『免許証は、左端に寄せて入れるのです。面倒でスミマセン。』

と言ってくれました。

『いやいや、未成年者の飲酒防止の為ならこれくらい良いですよ。』

と僕も答え、やっと缶ビールが買えました。
なんだかんだで缶ビール1本買うのに10分もかかってしまいましたが、
未成年者の飲酒や喫煙を防止できるなら、
これくらいの面倒は大人が引き受けるべきなのだろうと思ったのでした。

エコロジーや未成年者の飲酒、喫煙防止について、
ちょっと考えた休日でした。

では・・・。


 『ロック・バンド』 - 2008/06/07(Sat)

今日も番組終了です。
今日の番組に、

『昨夜、某ドラッグストアーで佐藤さんを見かけました。』

と言う内容のメッセージをいただきました。
いやぁ、恥ずかしい(^^;)
昨夜と言えば、午後7時頃、
バイクに乗って帰宅途中確かに市内のドラッグストアーに寄って、
コンタクトレンズの保存液などの買い物をしていました。
このとろころトンデモナク忙しく、
かなり疲れていた為、
本当にホゲェーっとして買い物をしていたのです。
メチャクチャ疲れ切ったオッサン風情だった思います。
そのドラッグストアーには試飲できる健康ドリンクがあるので、
時々寄っては試飲していたのですが、
昨夜は試飲も終わってしまい、
かなりガッカリした表情だったと思います。
いやはや、普段は誰にも気づかれないのに、
こんな時に限って見られていたとは・・・。
お恥ずかしい・・・。

さて、今日の"come on みゅーじっく"のコーナーで、
活動休止を発表したロック・バンド
エルレガーデンを特集しました。
僕個人としてはサザンオールスターズの活動休止より、
エルレガーデンの活動休止はショックでした。
エルレガーデンは10年間のキャリアがありますが、
これから日本のロックを牽引していくバンドだと思っていました。
そして、楽曲のクオリティーの高さ、
ボーカルの細美君の英語の発音の良さ・・・。
いずれは海外にも活動の場が拡がるはずと思っていたので、
残念でなりません。
ウチの根津しのぶレポーターは、
エルレが大好きなので、
活動休止発表後3回もライヴに行って泣いているそうです(;;)
今日エルレを特集するにあたり、
「ROKIN'ON JAPAN」
と言う雑誌を買い、
真夜中にボーカルの細美君のインタビューを読みました。
彼の言わんとしている事は、
かつてアマチュア劇団の主宰、演出、脚本、プロデュースをしていた僕にも、
痛いほどわかりました。
まぁ、内容は「ROKIN'ON JAPAN」今月号を読んでください。
ここでは細美君のインタビュー内容は割愛します。

そして、同じ「ROKIN'ON JAPAN」に、
クロマニヨンズのインタビューが掲載されていました。
クロマニヨンズとは、
元ザ・ブルーハーツ、元ザ・ハイロウズの甲本ヒロトさんと、
真島昌利さんがやっているバンドです。
もう、23年のキャリアのある2人なのですが、
黒のTシャツにジーンズ姿。
ちょっと笑ったのは、
そのTシャツが甲本さんがクイーン。
真島さんがビートルズのロゴが入っているのです。
そしてちょっと照れくさそうな笑顔!!
まるで昨日今日ギターを持ったばかりの少年のようです。
インタビューもなんか力の抜けた感じで、

『今バンドやってんのがスゲェー楽しい!!』

みたいな内容なのです。
本当に楽しそうなのです。

僕は子供の頃にイジメにあっていました。
その頃、心を支えてくれたのが、
深夜のラジオから聴こえるROCKでした。
海外のバンドも、日本のバンドも好きでした。
ROCKを聴いていると無心になり、
辛い日常から救われたのです。

今日の番組のオープニング曲はザ・ブルーハーツの
『TRAIN-TRAIN』でした。
そして特集はエルレガーデン。

音楽雑誌を久々に買って読み、
好きなROCKを聴いて、
ラジオでROCKを語ってみて思い出したのですが、
僕が子供の頃一番なりたかったのは、
たぶんROCKBANDのボーカルだったのでした。
歌が上手いか下手は別問題として、
ROCKBANDのボーカリストは僕の憧れなのです。

憧れのROCKをラジオを通じて若者に紹介できる。
これは本当に幸せなことです。
これからもラジオを通じて、
最高のROCKを紹介していきたいと思います。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!


 『秋葉原事件と映画"靖国"』 - 2008/06/09(Mon)

昨日の昼、
またも無差別な通り魔事件が発生してしまった。
歩行者天国で賑わう東京秋葉原で、
7人もの罪もない人々が尊い命を落とされ、
10人の方々が怪我をした。
命はそんな風に軽く扱われてはいけない。
たった1人の人間の欲求や欲望によって、
大切な命が奪われてはならない。
だって、僕達の誰しも、
自然に湧いて出た命ではない。
母親が痛みに耐えて、
命を賭けて生んでくれた命です。
父親が命を賭けて育ててくれた命なのです。
そして、生まれた瞬間は、
誰しもがまわりの人々に祝福された命なのです。
この世に誰一人、殺されても良い命などないのです。
僕は宗教に深く理解のある人間ではありませんが、
命の重さについては、理解しているつもりです。
自分の命も他人の命も、
同じ重さです。
そして・・・。

『未来とは、人々の命の繋がりを意味する』

とも思うのです。
殺されてしまった人々が生きていたら、
それだけで未来は変わったはずです。
その未来が命と一緒に奪われてしまったのです。

7年前・・・。
大阪池田小学校に男が侵入し、
児童を殺傷した事件も、
同じ6月8日でした。
子供達が"宝"と呼ばれるのは、
子供達の成長がそのままこの国の・・・。
いや、世界の"未来"だからです。
"デイ・アフター・トゥモロー"と言う映画がありました。
内容は"世界中で子供が1人も生まれなくなった近未来の物語"でした。

『命とは・・・未来なのです。』

自分の命も・・・他人の命も・・・。
それは未来なのです。
奪わないでください。

さて、
昨日僕は新潟市万代にある映画館
"シネ・ウィンドウ"に行ってきました。
話題のドキュメンタリー映画『靖国』を観る為です。
十日町市でも映画館"シネマ・パラダイス"さんで、
今月21日土曜日から上演されるので、
21日土曜日の僕の番組には、
シネマ・パラダイスの岡元館長に登場していただき、
映画ドキュメンタリー『靖国』について語っていただくことにしています。
その為にはどうしても事前に映画を観ておきたかったのです。
実際の映画を観ずに語るのは、
ちょっと無責任だと思ったのです。

僕は朝早く車で新潟市に行き、
映画の上演を待っていました。
午前10時30分からの1回目の上映には、
1時間前から映画館の前に列が出来、
上演時間には満席となっていました。
とても多くの人達が関心を持っているようでした。

映画は"靖国刀"と言われる刀を作っている、
最後の刀鍛冶の老人のインタビューが柱になって進んでいきます。
後は淡々と10年間に及ぶ8月15日に靖国神社での風景が映し出されています。
ナレーションも無く、
淡々と映し出される8月15日に靖国神社に集う人々は、
本当に今の日本の風景なのか?と、
思ってしまうような映像でした。
そして、僕はいろいろな事を考えました。
その"いろいろな事"は、今もまだ僕の中でまとまっていません。
やっぱりこの映画は、
観た人がそれぞれ何かを感じてくれれば良い映画だと思いました。
ただ、平和な時代に生まれた僕の知らなかった日本の姿が映っている映画でした。

良い悪いではなく、
この映画を観る事で、
戦争について、
戦後について、
話して、考えてもらえれば良い映画だと思いました。

では・・・。


 『孤独と不遇とコンプレックス』 - 2008/06/12(Thu)

疲労困ぱい・・・。コンパニオンガールの佐藤です。
日々、いろいろとありまして、
さすがにこのところ肉体的にも、
精神的にも疲労のピークとなっております。
なぜ、こんな暗い書き出しをしたかと言いますと、
他人から見たら、
元気に楽しそうに人生をおくっているように見える人でも、
実際には、それぞれ悩みや問題を抱えていて、
それでも人にはそんなところを見せないで、
毎日、毎日必死で生きているのです。

秋葉原の通り魔事件・・・。
毎日ニュースやワイドショー、
新聞や雑誌で報道されています。
報道を見るにつけ、
悲しみが拡がっているように思えます。
それは実際に被害を受けた被害者だけでなく、
被害者家族、友人、知人、関係者・・・。
そして報道を見聞きしている私達までが悲しみに飲み込まれてしまいそうです。
被害者ばかりではありません。
あの現場にたまたま居て事件を目撃した人達の心の傷・・・。
そして・・・。
加害者の家族、関係者も傷つき、悲しみと苦しみが拡がっているのです。
たった1人の欲望の為に・・・。
多くの人々が命を落とし、
心も身体も傷つき、
悲しみと苦しみと憎しみの連鎖が拡がっているのです。

報道を見る限りですが・・・。
加害者の青年は、
携帯電話のネット掲示板で自分の不遇やコンプレックスを書き、
犯行に至る経緯を綴っていたようです。

”孤独と不遇とコンプレックス”・・・。

加害者の青年は、自分の孤独と不遇とコンプレックスを理由に犯行を行ったと、
各報道機関は今のところ報道しています。
もしそれが本当だったと仮定して、
加害者の青年が思っていたように、
果たして加害者の青年だけが孤独で不遇でコンプレックスを抱えていたのでしょうか?

『彼女が居ないから、すべて崩壊』

『顔が悪い・・・イケメンだったら・・・。』

『親のせい・・・。』

そう言う内容の書き込みがあったと聞きました。
でも、加害者の青年だけが孤独で不遇でコンプレックスを感じていたのでしょうか?
違います。
多くの人が、それぞの孤独や不遇、
そしてコンプレックスを抱えて、
それでも必死で前を向いて生きているのです。
僕だってそうです。
自分で言うのもなんですが、

”性格悪い、精神的に弱い、顔悪いし顔デカイ、しかも最近はオデコが広くなって禿げている、太っているし、足も短い、体毛が濃い、友達も少ない・・・。そんな訳で女性にモテるはずもなく・・・。”

でも・・・。
確かに、誰を愛し、誰かに愛されるのは、
人生最大の喜びでしょう。
でも、人生はそればかりでもない気がします。
他にも沢山の道があるのが人生なのだと思うのです。

そして、子供の頃から孤独を抱えて生きていました。
友達も何人も癌と自殺で亡くしました。
東京に居た二十代は、
街で喧嘩ばかりして、何度も道を踏み外しそうになりました。
でも、今、こうして犯罪を犯すことなく生きています。
別に僕の生き方が良いなとど言っている訳ではありません。
親や他人にとてつもなく迷惑をかけている・・・。
他人を多く傷つけてしまった・・・。
最低に近い人生だとも思っています。
今も、孤独やコンプレックスに悩み、
苦しみながら毎日生きています。
でも、僕は自分を不遇だとは思いません。
不遇な事は山ほどあるけど、
その不遇さをうらむより、
不遇だからこそ、
その不遇を乗り越えたいと思って生きています。
僕に限らず、
世界中の多くの人が僕と同じに、
不遇や孤独、コンプレックスを乗り越えようとして、
毎日、毎日必死で生きているのだろうと思うのです。
加害者の青年が、
罪を反省する中で、その事に気づいてほしいと願います。

今回の事件で亡くなられた人々の冥福を祈ると共に、
怪我をされた人々の回復を願います。

では・・・。


 『大地震』 - 2008/06/14(Sat)

今日、放送を開始して43分経った午前8時43分頃、
岩手県、宮城県を東北地方で大地震が起こりました。
3年半前の10月23日の中越地震。
昨年3月25日の能登半島地震。
昨年7月16日の中越沖地震。
そして、今日6月14日の東北地方の大地震。
ここ数年、大地震が頻発しています。

『日本列島の地震活動が活発化している時期に入った・・・。』

中越地震、中越沖地震の時に、
地震の専門家がテレビで言っていたのを思い出します。
通常の放送をしながら、
入ってくる情報を整理し、
時折情報を放送しました。
音楽をかけいる間・・・。
CMの間・・・。
収録物の音源を放送している間・・・。
僕はスタジオ隣の事務所に行き、
テレビの映像を観ました。
しばらくしてヘリコプターからの中継の映像が映し出され、
そこには崩れた山々や、
崩壊した道路が映し出されました。
中越地震を経験しているだけに、
あの時の恐怖が甦ってきました・・・。
そして・・・。
昨年夏、柏崎市を襲った中越沖地震で、
親戚や柏崎の放送局に物資を運んだ時の事・・・。
柏崎の放送局FMピッカラさんに、
業務支援に行った時の事が甦ってきました。
僕でさえ、その記憶の甦りに、
ちょっとした恐怖を覚えるのですから、
中越地震、能登半島地震、福岡の地震、中越沖地震などの、
過去の地震の恐怖に傷ついてしまった、
子供達の心が心配になりました。
そして・・・。
今回被災した東北の人達の被害と、
今後の生活・・・。
被災した東北の子供達の心の傷に胸が痛みました。

放送ではいつも以上にテンションを上げて、
面白くて楽しい番組を心がけました。
(放送している時は放送に集中し、放送の事だけ考えていました。)
しかし、時々観るテレビの映像には心が痛みました・・・。

僕達が中越地震、中越沖地震で経験した事、
東北の人達が経験していく・・・。
もちろん、同じではないけれど、
似たような経験をしいく・・・。
そう思うと、いたたまれない気持になります。

東北地方の放送局・・・。
とくにコミュニティーFM局はこれからが大変です。
24時間体制放送を続ける局もあるでしょう。
臨時災害FM局を開設すると、
CMが放送制限されるので、
放送局の存続すら危うくなる事態も考えられます。
(これが中越地震、中越沖地震から続く、コミュニティーFMの大きな課題なのです。)
それでも、コミュニティーFM局は24時間体制で頑張るでしょう。
だって、第災害時には、

『情報は命を繋ぐ』

のですから・・・。

中越地震の時の南魚沼市のFM雪国さん、
長岡市のFM長岡さん、
上越市のFM-Jさん、
柏崎市のFMピッカラさん。
そして、
中越沖地震の時のFM長岡さん、FMピッカラさんがそうだったように、
東北地方のコミュニティーFM局は、
地域の皆さんに情報を流し続けるでしょう。

被災者の皆さん、
そしてコミュニティーFM局の皆さん、
僕自身もできる事から協力していきます。

中越地震を経験した被災者の1人として、
応援しています。


 『父の日でした』 - 2008/06/17(Tue)

日曜日に我家へ航空写真を売りに来られた業者の方がいました。
上空から写した我家の写真でした。
値段を聞くと写真1枚が2万7千円もしました。
写真1枚にとても2万7千円は払えないので、
丁重にお断りしましたが・・・。
その時業者の方が僕のことを、

『旦那さん』

とずっと言っていました。
僕は独身なので"旦那さん"ではないので、
ちょっと返答に困ってしまいました。
そしてその業者の方は、
僕の家の玄関に、親父が飾っている
NHKの荒木美和アナウンサーのサインに気づきこう言いました。

『旦那さんは、NHKにお勤めですか?』

(--;)NHKさんに勤めているいる人は、
同じ社内の人間にサインを求めるでしょうか?
ちょっとビックリしました。

さて、15日日曜日は"父の日"でした。
皆さんは、何かプレゼントしましたか?
佐藤は、親父にウィスキーをプレゼントをしました。
通常誕生日とかは、
ちょっと良いお酒をプレゼントすのですが、
そうすると親父は

『何かあった時とか、お客さんが来た時に呑むからとって置く』

と言って、なかなか封を切りません。
なので今回は、4リットルの大きくて安いウィスキーをプレゼントしました。
(焼酎の大五朗みたいなヤツ)
そしたら、日曜日の晩から封を切って呑んでくれました。
やっぱり、我家は良い酒はダメなようです。
つくづく庶民を実感した父の日でした。

とは言え、安いウイスキーも最近は旨いものです。
日本のアルコールは、
高いお酒も、安いお酒も本当に美味しい。

では・・・。


 『松苧神社〜松之山街道の旅』 - 2008/06/19(Thu)

最近、

『自然の中に入る事と、汗を流す事は、人間にとって本当に大切なのだなぁ』

と、実感している佐藤です。

と言うのも、
実はある企画の下見で、
今週の松代犬伏集落から松苧神社(マツオジンジャ)に登り、
菅刈集落に下りて、
そこから文化庁古道百選にも選ばれている松之山街道を歩き、
犬伏城址近くまで行き、
また、車を止めていた松苧神社登山口まで戻る。
と言うたぶん10km程度のトレッキングをしてきました。

ある企画の下見と言うこともあり、
会社の皆に声をかけたのですが、
誰も行きたがらない為、
1人で行く事となりました。
実は今から26年ほど前、
菅刈から松苧神社に登り、
犬伏へ下りると言うルートで松苧神社へ登った事がありました。
その前は、七五三で登山。
今回は人生3度目の松苧神社でした。

さて、朝6時30分早番で出勤。
様々な業務をこなして、
午後1時30分に会社を車で出発。
途中、水とオヤツを購入。
午後2時頃、松苧神社登山口に到着。
登山口の脇にある湧き水を飲んで登山開始。
登山口には20分で登頂と書いてあったのですが、
息を切らしながら13分で松苧神社に到着しました。
途中かなり急な坂もあり、
時々、森の奥で何かが動くガサガサと言う音がして、
ドキッ!!とたり、
でも、松苧神社からの下界の眺めは最高だったりして、
かなり冒険心がくすぐられました。
気分はすっかりインディー・ジョーンズです。
とは言え、仕事でトレッキングなので、
タイムを計ったり、
携帯電話で写真を撮影したり、
携帯電話の電波チェックをしたり、
風景スケッチを録音したりと、
それなりに忙しく松苧神社での時間を過ごしました。
ちなみに松苧神社では携帯ラジオでエフエムとおかまちが聴けました。

そして、菅刈へ下る事にしました。
犬伏でオジサンに聞いたら、

『菅刈に下る道は道普請をしていない可能性もある。道が無いかもしれない。』

と言っていましたが、
1ヶ所草ぼうぼうの所を除けば、
ほぼ道はありました。
しかし・・・。
やっぱり登山は登りり下りが辛い。
ヒザが笑いはじめるまで、
それほど時間がかかりませんでした。
そして、菅刈へ下ると、
今度は松之山街道へ入ります。
街道へ入ってしばらくすると、
地元の山菜取りのオバちゃんが2人お茶を飲んでいました。
事情を話すと、缶コーヒーと野菜ジュースと、飴玉を分けてくれました。
しばらくオバちゃん達と世間話をして、
オバちやん達に見送られて出発です。
しばらく道を歩くと、
山頂へ到着しました。
山頂には東北電力の鉄塔が数本立っていて、
その真下を潜ります。
その辺りで向こうに見える山を見ると、
松苧神社が見える・・・と看板には書いてあったのですが、
松苧神社は木々に覆われて見えませんでした。
しかし、
深い谷を挟んで見える山を、
さっき登って来たのか・・・と思うと、
なんだか感慨深いものがありました。
そして、山頂からは犬伏集落や、
反対側には田沢集落が見えます。
遠くは魚沼方面の残雪の残る山並みが見えて、
とても気持良かったです。
山頂から下りはじめて、しばらく行くと、
道が狭くなり草もかなり多くなってきました。
そこを抜けるとお地蔵様が数体・・・。
説明書きを読むと、
そこは昔、菅刈集落から犬伏集落へ向かう花嫁の一行が、
雪崩合って亡くなった所で、
供養の為のお地蔵様だったのです。
静かに手を合わせ、
その下にある犬伏城址に向かいました。
犬伏城址下の石碑まで辿り着いたのですが、
時間はすでに午後4時30分をまわっていた為、
犬伏城址まで行くのは諦め、
犬伏集落まで戻って来ました。
下った所で畑仕事をしているおばぁチャンに聞いたところ、
石碑から犬伏城址まではしばらく登るとの事・・・。
やっぱり時間的に厳しかった・・・。
それから、今度は犬伏集落から続く道路を30分近くかけて、
松苧神社登山口まで登り、
車のある駐車場まで行きました。
駐車場に行くと、
地元の若者がバイクで来ていて、
しばらく世間話をしました。
とても素直な青年でした。

今日出会った人たちは、
皆笑顔で素敵な人達でした・。

本当に久しぶりに自然の中に1人で入り、
自然の音しか聴こえない山の中で数時間を歩き続けました。
最後の1時間なんかは、
ほとんど無心で歩き続け、
足やヒザは痛くなったけれど、
心ととても栄養を補給することができました。

その後、会社へ戻り、
ある会議を夜9時まで取材し、
編集を終えて会社を出たのですが、
身体は疲れてているのに、
心は不思議と元気でいられました。
やっぱり、人間にとって自然の中で過ごす時間と、
無心で汗を流す事は、
とても良い事だと気づいた短い旅でした。

では・・・。

※松苧神社の様子は、今週の土曜日午前8時20分頃の『風景スケッチ』のコーナーで放送します。お楽しみに!!



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