『何処も悩みは同じ』 - 2010/03/03(Wed) |
先週の土曜日に新潟県内のコミュニティーFM局と、 長野県のコミュニティーFMの合わせて15局の研修会がありました。 僕は仕事で研修会には出られなかったので、 土曜日夜の懇親会だけ出席しました。 とある局の若い女性アナウンサーと隣にり、 様々な話しをしましたが、 やはり何処の若い女性アナウンサーの悩みも同じで、プライバシーに関するものでした。 コミュニティーFMのアナウンサーの多くは、 地元で生まれ、 地元に住みながら、 地元の放送局で働いている人が多いのです。 僕らにとっては、 普通の会社員として働いていて、 たまたま仕事の一部が、 放送だったりする感覚なのですが、 やはりラジオをお聴きのほんの一部…。 一握りの方には、 何か特殊なことのように思われてしまうようで…。 時としてプライベートな部分に入りたがる方がいるのです。 正直、それはどんなアナウンサーや、 パーソナリティも疲れてしまいます。 皆さんもそうではないですか? どんなに仕事を愛していて、 どんなに仕事が楽しくても、 やはり仕事とプライベートは分けたいし、 仕事とプライベートが分かれているからこそ、 生活と精神のバランスがとれる。 その若い女性アナウンサーも、 番組以外に個人的な手紙やプレゼントが届いたり、 車や自宅がバレたり、自宅に電話がかかってきたりと…。 かなり困っているようでした。 他局の若い女性アナウンサーも似たような悩みを持っていました。 そこまでいかずとも、 携帯のメアドをしつこく聞かれ、 メアドくらいなら…。 と教えてしまったために、 毎日毎日メールが届いたり…。 何度も携帯電話の番号や、 メアドを聞かれたり…。 リスナーさんだから、 なかなか毎回断るのも心苦しい…。 でも、教えられない…。 コミュニティーFMのアナウンサーは、 皆地元だし、特に女性アナウンサーは、 皆性格も素直で優しい人が多い。 本当に悩んでしまうのです。 コミュニティーFMのアナウンサーは、 リスナーを本当に大切に思っています。 出来る限りリスナーさんとコミュニケーションをとりたい。 とも思っています。 ただ、それとプライベートな部分とは違うと思うのです。 ほとんどのリスナーさんは、そのことを理解してくださり、ちゃんとした距離感を持って接してくださいます。 携帯のメアドを何度聞かれたりすると、 かなり引いてしまいます。 僕達ラジオパーソナリティーは、 プロとして放送しています。 日々、いかにして聴いている方達に情報を届け、 聴いてくださる方々に、 一時の安らぎや笑いや、 小さな幸せを届けることができるか!? そのことに真剣に取り組んでいます。 個人的なファンレター(メール)や、 個人的なプレゼントより、 番組に来る一通のリクエストが本当に嬉しいのです。 それは、ラジオ番組が、 リスナーの皆さんとともに作り上げるモノだからです。 リクエストが無かったら・・・。 それでは番組が成り立ちません。 まぁ、情報だけを放送番組なら別ですが・・・。 個人的なメッセージより、 個人的にプレゼントより、 ラジオパーソナリティーは、 番組に対するリクエスト、メッセージを待っています。 では・・・。 |
『心に残る・・・とは・・・。』 - 2010/03/04(Thu) |
昨日は、研修の懇親会で、 様々な局が抱える共通の悩みについて書きました。 たぶん、こう言うことをハッキリ書くのは、 全国でも僕1人だけだと思います。 ただ、どの局も昨日書いたような悩みは抱えています。 では、逆に、 ラジオアナウンサーやパーソナリティーの心に残るメッセージとはどんなものがあるでしょう? それは様々です。 面白いメッセージ、楽しいメッセージ、読んでいるこちらが感動できるメッセージ。 時には悩み事や相談事。 嬉しい報告。哀しい報告。 自分が「これをラジオを聴いている人に伝えたい。」と思った事や、 「これをパーソナリティーに伝えたい。」と思ったことなど・・・。 中には「このネタで、あのパーソナリティーや、聴いているリスナーを笑わせたい。」なんて言うのも心に残ります。 逆にアナウンサーやパーソナリティーが引いてしまうのは、 ラブレター的なメッセージだったりします。 まぁ、だいたいラブレター的なメッセージを番組にいただいても、 ほとんどのパーソナリティーは、 放送では、ラブレター的な部分を消して、 その部分以外のメッセージを読みますけれど。 そして勿論、メッセージこそ出さないけれど、 番組を楽しみに聴いてくださっている人達のことを、 僕達は忘れません。 たぶん、メッセージをくださるリスナーさんの数より、 圧倒的にメッセージこそ出さないけれど、 毎日お聴きいただいているリスナーさんのほうが多いはずなのです。 僕達は、メッセージをくださるリスナーにも、 メッセージこそ書かないけれど聴いてくださっているリスナーさんにも、 たまたまラジオをつけたら放送していて、 その時だけ聴いてくださっているリスナーさんにも、 等しい気持で話しています。 そう言った距離で接してくださるリスナーさんがほとんどです。 本当にありがたいことです。 僕達がしなければならないのは、 昨日書いたような、 ちょっと勘違いしてしまっているリスナーさんにも、 ちゃんと意思を伝えていくことだと思っています。 基本的には、 『どんな方にも、ちゃんと正面向かって話せば理解してくれる。』 と言う姿勢こそが大切なのだと思います。 ただ単に、プライベートに入りたがる人達について悩んでいても、 何も解決しません。 それは、解決しようと努力しない局や、 アナウンサー、パーソナリティー側にも責任はあるのだと思うのです。 そして、女性アナウンサーや女性パーソナリティーが悩んでいたら、 男性スタッフが積極的に解決してあげるべきでしよう。 少なくともエフエムとおかまちには、 そういう役割を担っている男性スタッフがいます。 そして、この悩みを解決できた時こそ、 様々な人達と理解しあえるのではないでしょうか? 昨日と今日の"佐藤のつぶやき"は、 皆さんはどう感じましたか? では・・・。 |
『マイナスもエネルギー』 - 2010/03/06(Sat) |
水曜日、木曜日に書いたブログに対して、 反響がありました。 やはりエフエムとおかまちのリスナーの皆さんは、 本当に素晴らしい。 メッセージをくださった全員が、 基本的には『親しき中にも礼儀あり。プライベートな部分にまで入る必要はない。』 と言う意見でした。 ご理解いただけて、 本当にありがたい限りです。 さて、中にはこんな心配をしてくださる意見もありました。 『どんな方にも、ちゃんと正面向かって話せば理解してくれる。』 と言う僕の考えに対して、 『いろんな考えの人もいますから、正面から話すと、佐藤さんが逆恨みを買うこともあると思います。気をつけてください。』 ありがたいです。 僕のことまで心配してくださる。 でも大丈夫です。 僕はエフエムとおかまちのリスナーさんを信じています。 例えそのことで、 僕が恨まれるなら、 それは本望です。 なぜなら、 エフエムとおかまちのスタッフが誰かに恨まれたり、 傷つけられたりするより、 僕が恨まれているほうがよっぽど良いです。 開局前のアナウンス研修でFM雪国の大先輩、 長尾さんに教えられました。 『これから様々な嵐が来るから、例え仲間から、時に佐藤は裏切った。と思われても、最終的に仲間の為になると思ったなら、人に嫌われる仕事は、まずアナタが行動しなさい。』 長尾大先輩の言葉は、 本当にその通りだと思いました。 ”仲間を守る”なんて言うカッコイイものじゃありません。 。 長尾さんには、 僕がエフエムとおかまちで果たす役割を教えていただきました。 だから、僕が誰かから嫌われたり、 恨まれたりするくらいが、 ちょうど良いのです。 それに誰かがやらなければならないことです。 僕は子供の頃から、 少し変わっていたので、(今でも変わっていますが) 人に嫌われたり、 イジメられたりしていましたから、 そういうことには慣れています。 僕の人生にとって、 それは大きなマイナス要因ですが、 もし僕のそんなマイナスな経験が、 誰かの役に立つなら、 それはプラスではないでしょうか。 『プラスもエネルギーなら、マイナスもエネルギー』 では…。 |
『キャラメルさんの結婚式』 - 2010/03/07(Sun) |
今日は仙田の道の駅キラリ仙田体験交流館の広場でお祭りがあり。 そこで雪上結婚式がありました。 結婚式を挙げたのは、 ラジオアシスの朗読劇コーナーのストーリーオアシスや、 昨年クリスマスのラジオドラマ『クリスマスリレイヤー』でお馴染みの、 キャラメルさんです。 毎年行われている雪上結婚式。 キャラメルさんは昨年結婚したのですが、 式は挙げていなかたたようでした。 僕は昨日の放送終了後から風邪が悪化し、 体調はイマイチで、 雪上結婚式を取材に行こうか迷ったのですが、 キャラメルさんの結婚式だし、 こりゃ行くべきだ。 と気合いを入れて行って来ました。 初めて奥さんにもお会いしましたが、 とても美人で、 しかも性格も良く。 とても素敵な女性でした。 式も雪で作った教会に、 奥さんが大好きと言うドラゴンボールのキャラクターの雪像が立ち並び、 大勢の観客(雪祭りに参加した観客)の皆さんから祝福され、 二人とも本当に幸せそうでした。 天候は小雪が舞う寒い雪上結婚式でしたが、 心温まる結婚式でした。 そうそう、ロッカーなのに律儀な男。 ロックバンド・トリックアートの総司令も、 お祝いに駆けつけていました。 やっぱりアイツは律儀です。 キャラメルさん、奥さん。 末永くお幸せに◎ 今回の取材は、 今度の土曜日のラジオアシスの中で放送します。 では…。 |
『あっ!本物の声だ!』 - 2010/03/08(Mon) |
この3日間で34時間眠った佐藤です。 風邪で夜早く寝たのもありますが、 それまでの10日間くらい、 ちゃんと眠れなかったので、 その分がドカーンときたようです。 今回の風邪は鼻と喉にまずきて、今は咳です。 しかし、眠ったおかげでだいふ回復しました。 さて、年に数度言われる不思議な言葉があります。 それは…。 『あっ!本物の声だ!』 『おっ!生の声だ!』 と言って、僕の声を聴いて喜んでくださる。 僕自身にとって僕の声は、 当たり前ですが、僕の声です(笑) 43年間、僕の声は僕だけのモノだと思っていましたが、 どうもそうではないらしい。と最近気づきました。 考えてみたら、 子供の頃観ていたアニメの声優さんの声。 ラジオの深夜放送で聴いたパーソナリティの声。 それに何より音楽として聴いているミュージシャンの歌声。 確かに彼らの声や歌声は、 もちろん彼ら自身の声や歌声ですが、 聴いていた僕にとっては、 僕の心の中に染み付いた声や歌声になっています。 ある意味、僕の心の宝物になっています。 『あっ!本物の声だ!』 『おっ!生の声だ!』 と言って直接僕の声を聴いて、 喜んでくださる皆さんがいてくださる。 これは僕にとって、 驚きと不思議でしたが、 もしかしたら、 僕の声は、 お聴きいただいている皆さんの中に、 もう残っているのかもしれない。 もしそうなら、 これは僕にとって本当に嬉しく、 ありがたいことです。 ラジオパーソナリティとして本望なことです。 そして僕は、こんなありがたい言葉をいただき、 もっともっとプロとしての修行をしていかないといけないと、 心から思いました。 では…。 |
『映画を観る時間』 - 2010/03/12(Fri) |
最近、90%風邪が回復した佐藤です。 90%回復…。 あと10%は、微妙にダルかったり、 微妙に咳が出たりしています。 さて、面白い質問をいただきました。 『佐藤さんは仕事が忙しいと思いますが、映画を観る時間はいつあるんですか?』 まぁ、確かに夜遅かったりしますが、 映画を観る時間は、 週に一度作ります。 レンタルDVDで観る場合は、 夜中だったり、 休みの日の午前中だったりします。 でも一番のお気に入りの時間は、 夜明け前から見始めて、 朝日が昇る頃に見終わるのは、 雰囲気があって好きです。 そして、月に一度は、 できるだけ映画館に行くようにしています。 映画館で携帯電話の電源を0FFにして、 ちゃんと映画を観る。 これは本当に贅沢な時間です。 映画館は仕事が終わって夜に行く時もありますが、 休みの日に計画して、 十日町市、上越市、長岡市、上演作品によっては新潟市まで行くことがあります。 やはり映画は本来、 映画館や、映画館のある街も含めて、 楽しむものだと思うので、 できるだけ映画館で観たほうが、 面白いと思います。 それに、映画を語るのは僕の仕事の一つでもあるし。 精神衛生上、必要なことでもあります。 だいたい毎週1本本観るので、 年間50本くらいは映画を観ていると思います。 そして年間2人〜5人程度の映画監督や、 出演者にインタビューできます。 でも、最近は心に残る映画は少ない。 特にハリウッド映画は、 ツマラナくなっています。 これはCGやSFXに頼り過ぎて、 ストーリー性に乏しい作品が多くなった為です。 その反面、 低予算の日本映画は、 ストーリー性で勝負なので、 最近は面白い作品が多い。 ヨーロッパの映画もそうですね。 と言うことで、 明日もラジオアシスを、 お楽しみに! |
『広い世界を見たい』 - 2010/03/13(Sat) |
最近、子供達と触れ合っている佐藤です。 このところ冬場には珍しく、 子供達のエフエムとおかまち見学が何度かありました。 そして、なんだか僕が案内係になることが多いのです。 で、子供達と触れ合っていてつくづく思うのは、 『なんと子供達の世界は広く、自由なことか…。』 そして…。 『なんと僕が今いる世界の小さなことか…。』 本当にそう思います。 僕が今いる世界は小さい。 なんだか大人になって世界を知った気になっていませんか? でもよく自分のまわりを見てください。 まわりを見ると、 世界は子供の頃より小さくなっていることに、 気がつくはずです。 自分が作った小さな世界を守るため、 言い訳を繰り返し、 すべてを世の中のせいにして、 すべてを誰かのせいにして、 毎日を過ごしていませんか? 僕もそんな1人です。 世界はとてつもなく広い。 小さな世界で王様を気取っていても、 しょせん小さな世界でしかない。 僕は思い出しています。 子供の頃に夢見た広い広い世界を…。 広い世界で闘いたい。 もっともっと広い世界を見てみたい。 43歳の大人が言うべきことじゃないですね。 でも、アホと言われでも、ガキと言われても、 僕は今いる小さな世界で満足したくない。 小さな世界で終わりたくない。 そんな想いを、 子供達に教えてもらいました。 広い世界をもう一度見たい。 たとえ、それが世間の大人達から馬鹿にされたとしても、 僕はもっともっと広い世界を目指したい。 井の中の蛙にはなりたくない。 今年の夏で44歳。 もう一度、子供の頃の夢を追いかけます。 それを馬鹿と言うなら言ってください。 僕は”ズル賢い大人”にはなりたくない。 馬鹿でもアホでもいい。 世界の広さを感じて 生きられるなら…。 では…。 |