『再会と激励のお電話と』 |
2007/11/09(Fri) まだ今朝もバイク通勤です。ハイ! さて、問題です。 佐藤のバイク通勤はいつまで続くでしよう? 早出出勤だと、革手袋でもかなり手が冷たくなります。 手以外は防寒着で十分暖かくしているのですが、 もうしばらくバイクに乗るには、 新しい暖かい手袋が必要なようです。 さて、昨日は嬉しいことが2つありました。 1つは、昨日市内の美容室さんに、 番組表を置いていただくために、お願いして歩いていたのですが、 そこで懐かしい人達と再会しました。 僕が開局から数ヶ月間朝の番組『満10スマイル』を担当していたことは、 もう覚えている人も少ないでしょう。 富田さんが入社して 満10スマイルを担当するまでの代打で担当していました。 たぶん母の日近くの放送だったと思います。 確かメッセージテーマは『お母さん』 そこに、お母さんを亡くしたばかりで、 心にポッカリ穴の空いてしまった三姉妹からメッセージをいただきました。 メッセージには、お母さんに対する想いが切々と綴られていました。 僕はそのメッセージを読みながら、不覚にも放送中に泣いてしまったのです。 放送中に泣くなど、プロの喋り手としては失格です。 その時はとても反省し、その後放送で泣くようなことはありません。 しかし、その放送を聴いていた三姉妹から番組中に、 『佐藤さんの放送を聴いて、母への想いが少し変わりました。泣いてばかりいずに、前を向けそうな気がします。』 といった内容のメッセージをいただいたり、 土曜日のスタンド・バイ・ユーの放送の時には、 わざわざ放送終了後にお礼に来てくださったのです。 その後、時々メッセージをいただきましたが、 それ以来お会いすることもなかったのです。 それが、昨日ある美容室に番組表のお願いに上がったら、 その三姉妹の長女の方と、旦那さんが経営する美容室だったのです。驚きした。 そして、何より驚いたのは、その時の放送の録音をちゃんと大切に持っていてくださったのです。 『あの放送を録音したCDは、宝物です。』 とまでおしゃってくださいました。 本当にありがたいことです。 今度、時間を見て、亡くなられたお母さんのご仏壇に線香を上げることを約束して別れました。 そんな嬉しい事があった後、 早番で出勤していたのですが、 夜9時からCM録音をするためにスポンサーさんのお店に行く仕事があったので、 事務所で仕事をしながら、時間が過ぎるのをまっていました。 正直、かなり疲れていて、テンション下がり始めた午後6時50分頃、 事務所の電話が鳴りました。 『リクエストかな?』 と思いながら受話器を取ると、 ご年配と思える声の声で、 『昨日の歌の番組良かったよ。』 といきなり言われました。 疲れもあり、ピンとこなかった僕は、 『歌の番組たですか?』 と聞き返したのです。 『そう、演歌の番組・・・Let's Go・・・。』 『あっ!"Let's Go演歌"ですね。』 『そう!!Let's Go演歌!!!あれ良いねぇ!!あの番組は良いよ!!』 『ありがとうございます。』 『昨日、カカ(奥さん)と一緒に飯食いながら聴いてたんだわ。聴きながらカカと、音楽って心の栄養だよなって、話したんだ。そんで、飯食った後、あんまり嬉しかったから、カカの肩を1時間も揉んでやって 疲れたよ。ワハハハハッ!ああ言う、ジジババ(爺婆)が、楽しめる番組をもっともっと作ってくれよ。あんまり嬉しくてさ、今日はどうしても電話で激励したくたな。電話させてもらったんだ。本当にありがとな。』 と、ご年配のその男性は電話で、3分間くらい僕を激励してくざいました。 僕も本当に嬉しかったです。 僕は本来ロック・・・それも洋楽を中心に聴いている人間です。 演歌に対してそれほど知識はありません。 しかし、僕達が子供の頃は、 歌謡曲と演歌が全盛の時代でした。 普通に演歌が耳に入ってきていたのです。 ですから、演歌は嫌いではありません。 演歌好きのリスナーさんからの強い要望で、 10月から始めた『Let's Go演歌』 企画プロデュース、構成、編集、アナウンス。 全て僕1人が作っている番組です。 (プログラムだけは、ネッツこと根津さんにお願いしていますが・・・。) これだけ喜んでらえると、 作り手としては「作り手冥利に尽きる」というものです。 番組の構成は、1曲1曲聴きながら次の曲を決めています。 1曲目〜2曲目くらいまでが、 名曲と言われる曲。 3曲目からしばらくは耳馴染みのある曲。 時には演歌の枠を飛び出して、1曲くらい歌謡曲も入れ、 後半残り時間20分くらいから1曲〜3曲くらいが、 新しい曲や若手演歌歌手の曲、 あまりラジオで流れないけれど良い曲などを入れて、 最後はやはり名曲でシメル。 あと、男性歌手と女性歌手のバランスや、 明るい曲か、ド演歌か・・・などの曲調のバランスも大切です。 コンセプトは『ウチの親父とお袋が楽しめる番組構成』 ウチの親父とお袋は無類の演歌好きです。 帰宅すると週に何べんかは、NHK-BS放送で、 演歌の番組を観ています。 2人で時にはテレビと一緒に歌を口ずさみ、 時には感想を言い合って楽しそうに観ています。 その演歌好きの親父とお袋なら、 こういう曲順、歌手順なら喜ぶだろうと考えて曲順を決めています。 いずれにしろ、 『僕の作るラジオ番組が誰かを幸せな気分にできている。』 この事が、嬉しくて、嬉しくて。 昨夜は、ちょっとお酒の量が良い意味で増えました。 佐藤広樹
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