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 『記者として1』

2011/02/08(Tue)

このところバタバタしている佐藤です。
最近は、トオカマチ☆ウェッブORADOKOの取材で、
事件・事故現場に行くことが多いです。
火事、交通事故、不慮の事故など…。
人が亡くなられた現場にも行きます。
許可を得て、規制線の中まで入り取材します。
ラジオの取材ならば、
規制線の中に入らずとも、
音声で取材出来ますが、
ORADOKOの取材では写真も必要なので、
現場にいかに近づくかが、
取材のポイントになります。

僕達が現場に取材に行く場合、
ことが起こった後がほとんど。
人の命が消えた現場。
取材に行ってまずすることは、
現場で手を合わせること。
亡くなられた命に対して、
手を合わせ冥福を祈ります。
そして写真を撮影し、
周辺取材をして。
取材がある程度終わると、
現場で亡くなられ方が、
当事どんな風になくられたのか…。
何を思っていたのか…。
生きていた時はどんな方で、
どんな生活をされていたのか…。
を、想像してみます。
取材や記事には直接関係はないことで、
この想像が記事に反映されることはないのですが、
本人の意に反し、
この場所で命を落とされた人の為にも、
何が起こったのか…。
どんな気持ちだったのかを想像し、
感じることは、
大切なことだと思っています。
また、亡くなられた命に対しても礼を尽くしたい。
そんな想いから行なっています。

ただ取材をして報道する。
僕はそんな取材はしたくない。
取材記者としては、
命に礼を尽くした上で、
取材し、報道していきたい。

僕の書く記事や撮影する写真を、
ORADOKOで見る機会があれば、
淡々とした客観的な記事の中に、
そんな記者としての想いを感じていただけたら、幸いです。
では…。


佐藤広樹



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