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 『矛盾』 - 2007/12/13(Thu)

昨日の経済ニュースを見ていて、
今日本と言う国が抱える矛盾を痛感した人も多いのではないでしょうか?

同じニュースの中で、
こんな相反するニュースが流れていたです。


1つ目のニュースは・・・。

『10月の国際収支、経常収支は前年同月比45.7%増の2兆2291億円の黒字!85年以降、過去最高!!』財務省発表


2つ目のニュースは・・・。

『企業倒産、11月までで1万68件、01年以降最悪』帝国データバンク発表


なんだこりゃ!?と思うわけですよ。
同じ2007年12月12日に、こんな相反するニュースが出てくるなんて・・・。
いったいこれは何を意味しているのか?

しかも、1つ目のニュースには、

『日本の企業や個人投資家海外投資の配当や金利収入を示す所得収支は、17.4%増の1兆3920億円の黒字。10月としては過去最高』

と言うオマケまでついていた。
なんとも景気の良い話しである。
45.7%増とか、17.4%増とか・・・2兆円とか1兆円とか・・・。
地方では・・・地方の中小企業や個人では、
ほとんど天文学的伸び率と、金額です。


実際は、2つ目のニュース。

『11月までの倒産が1万件を突破』

が、本当のこの国の姿なのだと思います。
特に、大都会以外の地方は、本当に苦しいのです。
地方と言うのは地方自治体と言う意味ではありません。
地方の人々と言う意味です。
負債1,000万円以上の倒産件数は14ヶ月連続で前年実績を上回っています。
原因は様々ですが、
原油価格の高騰や、バイオ燃料の原料調達に絡む穀物価格の上昇、
そして耐震偽装を発端とした建築基準法の見直しによる着工の遅れなどは、
大きな原因でしょう。

片方のニュースは好景気を意味し、
もう片方のニュースは深刻な不景気を意味しています。
凄く矛盾したニュースが同じ日に報道されたのです。
これを"矛盾"と言わずして、何を矛盾と言えばよいのでしょう!?

つまり、この2つのニュースの意味するところは、
今政府や省庁が言う『好景気』『景気回復』は、
一部の巨大企業と一部のお金持ち投資家に還元されただけ・・・。
と言うことではないでしようか。

一昨日、福田総理大臣と、
東京都の石原都知事の会談があり、
来年度の東京都の税収から3,000億円。
その他、愛知県を含む税収の多い府と県から1,000億円。
合計4,000億円が、経済の逼迫している地方に回されることになりました。
地方住民としては、一見喜ばしいことのように思えますが、
(実際、経済の逼迫した地方にはありがたいことなのですが・・・。)
結局は、国、政府が自身の経済政策の失策を認めないまま、
その責任を東京を始めとする自治体に責任転嫁させたに過ぎません。
もうちょっと厳しい言い方をすれば、
4,000億円をチラつかせて、
地方からの批判をかわしたと言われても仕方ないでしょう。
これでは根本的な解決にはならないのだと思います。

日本は社会主義の国でも共産主義の国でもありません。
民主主義の国であり、資本主義の国です。
ですから、皆が一律に大金持ちににはなりえません。
ただ・・・汗水流して頑張っている人には、
それなりの良い結果がもたらされるのが、
僕は民主主義、資本主義の国だと思っています。
汗水流して頑張っても、報われないのは、
それは違う気がします。
それほど経済も政治も僕が考えるほど単純ではないのでしょうが、
僕は庶民感覚として物事を言っているのです。

汗水流す庶民が、単純に

『今日一日働けて良かったなぁ』

と、仕事を終えて帰宅する時に思えること・・・。
それはつまり、
働いたら、その労働に見合う収入が得られることだと思うのです。
それができて初めて、好景気とか景気回復と言えるのではないでしょうか?

机やパソコンの上の数字だけ上がることだけを、庶民は望んでいません。
庶民が実感できる景気回復であってほしい。
そう小市民の佐藤広樹は願うのです。





 『謎』 - 2007/12/16(Sun)

今日も上越の祖母の病院にて、
ブログを更新している佐藤です。
便利なものです。
世界中何処でもブログの更新ができる。

昨日も皆さんからのメッセージをいただきました。
大変ありがたい事です。

昨日のメッセージの中に、

『佐藤さんの今年を現す漢字一文字はなんですか?』

と言う質問がありました。
放送の中では『走』と答えましたが、
よくよく考えてみると、

『謎』

と言う漢字も出てきました。
何が謎かと言うと、
香川で起きた、祖母と孫2人の連れ去り事件。
そして一昨日起きた、
佐世保のスポーツジムでの散弾銃乱射事件。
どちらの事件も、
発生当初は『謎』だらけの事件。
いや、香川の事件は犯人が捕まって、
殺害にいたる理由がわかっても、
なぜ、幼い子供まで殺さなければならないのか…。
謎は深まります。
そして佐世保の事件。
犯人は自殺してしまったので、
なぜ被害者の2人が殺さなければならなかったのか…。
これも謎のまま…。

ただ、謎の原因は一つのように感じます。
一連の偽装事件も、
消された年金問題も、
我々が謎に感じるのは、
それはいずれも自分勝手な理由だけで、
あるいは自分達だけの利益や欲望だけで、
すべてを正当化して、
行動した結果なのだと思います。
つまり、他人に理解できる理由は、無いのかもしれません。
言い換えれば、
他人に理解してほしいとも思ってもいないのでしょう。
昔は、もう少し世間にわかってほしい。とか…。
世間に恨みをはらしたい。
世間に自分を理解させたい。
などの理由があったように思います。
今はもう、自分さえ良ければ…。
自分だけが理解できれば…。
と言う事だけになってしまったから、
理由がワカラナイ犯罪が多い。
理由がわからなければ、
犯人も特定されにくくなる。
7年前の大晦日に起きた、
世田谷一家殺害事件などは、
その始まりだったかもしれません。

いつから日本人は、
『恥』を捨ててしまったのでしょう。
『恥知らず』そう思える事件が多すぎる。

今年は、そう感じる一年でもありました。

かつての日本人は、もっと誇りある人々だったと思うのですが…。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!


 『ラジオと言うメディア』 - 2007/12/18(Tue)

このところちょっと疲れ気味の佐藤です。
年末と言うこともあり、
このブログを読んでくだっている方の中にも、
疲れを感じている人も多いことと思います。
何かとせわしないこの時期、体調管理には気をつけましょう。

さて、以前ラジオとテレビの違いについてこのブログにも書きました。
最大の違いは、テレビは大成功した人か、
大失敗した人、
あいは大変な不幸に見舞われた人しか出れないメディアになってまった。
つまり視聴率の取れる人しか出られない傾向が強いです。

しかしラジオは、NHKさん始め、全国ネットの民放から、
コミュニティーFM局にいたるまで、
普通に暮らす庶民も有名人も、
同じ土俵で登場すメディアなのです。
ここが一番大きなテレビとラジオの違いだと僕は考えます。
もしかしたら、予算がテレビより少ないぶんだけ、
有名人は少ないと思います。
普通に生活している庶民が、普通に登場し、
でもその普通の生活を人が話すことで、
多くの人々に感動や勇気を与えてくれる。
それがラジオの素晴らしいところです。
一見普通見える隣のオッちゃんオバちゃんにも、
それぞれ自分なりに生きてきた人生があります。
その人生の一つ一つは、
けして単純なものではありません。
それぞれが人生の苦労を乗り越えて生きているのですから・・・。
その部分に光を当てられるは、ラジオであると思っています。
特にコミュニティーFM局は、
地元の皆さんが主役です。
以前ある方にこんな質問をされました。

『全国的に注目を集める政治の問題や事件を、どうしてトップニュースとして扱わないのか?』

この質問にはこう答えました。

『正直申し上げて、全国的な政治のニュースや事件のニュースより、地元十日町で土砂崩れが起きて道路が通れないとか、飼っているペットが居なくなったとか、そう言う情報のほうが、ウチの局、そしてリスナーさんには大切なのです。』

質問された方は驚いておられましたが、僕はこう続けました。

『だって、全国ニュースは、僕達エフエムとおかまちが報道しなくても、全国ネットの局が放送してくれます。でも、市内の土砂崩れみたいな災害情報や、ペットが居なくなった時には、全国放送では協力してくれませんから。僕達はあくまで、地元に密着した放送局なのです。』

ここまで話すと、質問された方も納得してくださいました。

確かに、全国的なニュースや情報も大切です。
それを軽視しているわけではありません。
ただ、コミュニティーFM局にはやるべきことがあるのです。

中越沖地震発生の二日後、
長岡市で県内10局と長野県5局のコミュニティーFM局の、
社長・局長の会議がありました。
社長・局長とに出席できなかった為、
その会議には僕が出席しました。
一番の大きな議題は、

『中越沖地震の対応(放送)とエフエムピッカラ(柏崎市)への支援体制』

でした。
中越沖地震の柏崎、長岡の状況を、
ミュージックバードさんの全国放送を通じて放送すべきではないか・・・。
そう言う意見もあったのですが、
コミュニティーFM局のやるべき仕事を考えた場合、

『全国に情報を発信するより、まず被災者や地元住民の生活に密着した情報まの発信をすべきだろう。』

と言う結論に達しました。
被災地の何処で炊き出しをやっているとか、
自衛隊のお風呂提供のスケジュールとか、
何処そこの店には水があるとか、
地震の時にペットが居なくなったとか、
被災者の安否情報とか・・・。
とにかく全国や県域マスコミが、報道しきれないミクロの情報を・・・。
市民、被災者が本当に欲しい情報を・・・。徹底的に放送しよう!!
となったのです。
この考えのもと、柏崎市のコミュニティーFM局、
エフエムピッカラさんは、24時間体制で、
中越沖地震発生直後から41日間放送を続けました。
その放送が市民、被災者をどれほど勇気づけたか・・・。
これこそがコミュニティーFM局のあるべき姿だと思いました。

そして現に、僕だって自分で経営していた店が潰れてしまった人間です。
言ってみれば"負け組"なのです。
でも、こうやって毎週ラジオに登場させてらっています。
ラジオは勝ち組だけのものではありません。
(そもそも勝ち組、負け組と言う言葉は嫌いですが・・・。)
ラジオとは、誰もが登場でき、誰もが主役になれるメディアなのです。


 『もう一つの人生のケジメ』 - 2007/12/21(Fri)

どうもわからないことだけです。
薬害C型肝炎の訴訟、
国は薬害C型肝炎患者への全員一律の救済を史実上蹴った。
国、厚生労働省は責任を認めていない。
振り返れば、水俣病問題も今だ解決せず、
薬害エイズ問題、年金問題、日本人拉致事件、
阪神淡路大震災から中越地震、中越沖地震までの災害など・・・。
未解決のものや、国の支援の得られない事件、災害が多い。
僕がわからないのは、
その反面、首相や大臣が外遊するたびに、
諸外国に対し、景気良くお金を渡す約束をしてくる点なのです。
勿論、日本は一国で成り立つ鎖国時代とは違います。
他国の平和と反映があってこその、
日本の平和と反映なのです。
そのことは、僕でも良くわかっているつりです。
それでも・・・。
自国の国民を守れなくて、救えなくて・・・。
自国の国民を差し置いても、他国にお金を湯水のごとく出す意味が、
僕には理解できないのです。
必要な国には支援をしなければならない。
でも、それは廻り回って、
この国のためにならなければならいと思ったのです。
わからないことだらけです。

さて、私、佐藤広樹。
今年の夏に41歳となりました。
いわゆる厄年です。
とは言え、あまり厄年も信じていないので、
厄払いなどもしておりません。

『厄年なんぞ!ナンボのもんじゃい!!!』

と、なぜか関西弁で気合を入れて乗り切っております。
とは言え、人生の節目の歳と言うことはわかっていますから、
ここらで"人生のケジメ"をつけようとも思っています。
誤解してほしくはないのですが、
"人生のケジメ"と言っても彼女ができたとか、
結婚するとか言うことではありません。
勿論、病気などと言うことでもありません。
自分自身の中で、
ここ数年抱えていた大きな問題を、
人様の協力とご支援で解決しようと心に誓ったのです。
年も押し迫って来ましたが、
なんとか年内に動き出そうと思っています。
今はまだ話せませんが、
僕にとっては大きな問題なのです。
来年、問題が解決し笑って話せる日が来たら、
このブログで話すつもりです。
今日は、その決意を表明したかたったのです。
気になる人もいるかもしれませんね。
でも、まだ話せません。
番組にメッセージで質問が来ても、
まだ答えられないと思います。
僕は弱い人間なので、
こうやって何処かで自分を追い詰めないと、
決意が揺らぐかもしれません。
なので、今日はここまで書きました。

明日の番組は、そんな個人的な問題とは関係無く
楽しい番組を放送します。
クリスマス・ソング特集の最後は、
ナット・キング・コールの「クリスマスアルバム特集」です。

では、明日朝8時にラジオでお会いしましょう。
では・・・。


 『天津飯セットと冷えたビール』 - 2007/12/23(Sun)

昨日はバタバタの放送となってしまいました。
まぁ、だいたいいつもバタバタした放送なのですが、
今月は12月なので、
ラジオ年賀状の企画やら・・・。
年末特番の準備やら・・・。
新年特番の編集やら・・・。
もうすでに十日町雪まつりの企画と営業やら・・・。
なんだったら、もう新年度・・・春以降の番組の企画営業なんかもあったりして、
この時期、社員は皆フル回転になります。
このフル回転は、年が明けてから年度末にかけて、
加速度的に増していきます。
これは僕だけじゃなく、
社員全員がトップスピードで走り抜ける感じなのです。
お正月のお休みが終わったら、
そこから年度末にかけては全力疾走!!!!!

今朝は東京に来ています。
昨夜、仕事を終わらせて、
消防団の仕事を終わらせてから新幹線に乗って、
東京に来ました。
目的は前回書いた"人生のケジメ"をつける為です。
まぁ、それはケジメがつくまでこれ以上話さないとして・・・。

今朝は泊めてもらった東京亀有の妹のアパートで、
パソコンを借りて書いています。
昨夜11時20分頃に亀有駅に着きました。
亀有駅北口は、
漫画『こち亀』で有名な亀有公園や、
駅前には両さんが居る。と言われる亀有駅前交番(亀有公園前には交番は無いのです。)
その北口にある『餃子の王将』が僕のお気に入りの店なのです。
餃子の王将はチェーン店で、都内にいくつもありますが、
そのチェーン店の中でも、この亀有店が一番美味しいと思っているのです。
今から十数年前、僕はこの亀有から自転車で20分くらいの所にある、
北綾瀬のアパートに暮らしていました。
時々、自転車で亀有まで来て、
この"餃子の王将"まで来ていたのです。
目的は"天津飯セット"
天津飯はご飯に玉子焼きを載せて、
あんかけにした食べ物です。
天津飯セットは、
その天津飯にお汁と、餃子とキムチがついています。
それで700円しないのです。安い!!
この値段は僕が東京に居た時から変わっていないんじゃないかなぁ。
で、やはり美味しいのがここの餃子!!ニンニクたっぷり!!!
昔から僕は疲れるとこの餃子を食べていました。
この餃子を食べると体調が良くなったような気がするのです。
実際、昨日も放送のために、
朝6時30分に出社して放送や、その他の業務をこなして、
その後、消防団の仕事が終わったのが夜7時30分頃・・・。
それから車を運転して越後湯沢駅まで行き、
新幹線で東京に来たので、
メチャクチャ疲れていましたが、
昨夜餃子を食べたらスッキリしています。
そして、ちょっとした贅沢で、
店に入るとジョッキで生ビールを頼みました。
ビール自体がキンキンに冷えていたの言うまでもないのですが、
ジョッキが凍っているくらい冷えていて、
ビールの旨さ倍増でした。
この心遣いがたまらない。
本当に疲れた心と身体に栄養が行き渡る気がしました。

本当に美味しい食べ物は、
心と身体を癒してくれますね。
気取った店でなくても、高い食べ物でなくても、
本当に美味しい食べ物はあるのです。
心と身体に優しい贅沢な食べ物はあるのです。
亀有駅北口の餃子の王将は、
僕に元気をくれました。

さぁ〜て、人生のケジメをつけに、
雨の東京の街に行ってきます。
今夜には、十日町に帰ります。
では・・・。





 『メリークリスマス』 - 2007/12/24(Mon)

メリークリスマス。
昨夜、無事に東京から無事に帰って来ました。
今日はクリスマス・イヴ。
今夜は父母と愛犬・鈴にプレゼントを買い、
家族で過ごしています。
クリスマス…。
この時間(午後7時50分)
楽しく過ごしている人も、
淋しく過ごしている人も、
メリークリスマス。
そしてクリスマスどころではない人、
世界中の戦争や貧困に喘ぐ人達にも、
今夜は幸せが訪れますように。

僕自身、ここ数年はクリスマスは楽しくはありません。
どちらかと言うと、
淋しく、哀しく過ごしています。
だからこそ、すべての人達に、
幸あれ。


 『アシモ』 - 2007/12/25(Tue)

今日は早出の佐藤です。
高野さんの"満10スマイル"のサポートです。

この土曜日と日曜日に東京に行ってきました。
山手線に乗っていると『大ロボット博』のポスターが目に入ってきました。
"ロボット"この言葉の響きに僕ら昭和41年生まれは弱いのです。
僕達が子供の頃は、ウルトラマン、仮面ライダーと、
いわゆる変身ヒーローモノが全盛期!
小学校に入る頃には、永井豪先生のマジンガーZが大ヒット!
ガッチャマンに憧れ。
タイムボカンシリーズで笑って。
松本零士先生の宇宙戦艦ヤマトに感動し、
機動戦士ガンダムのファーストシリーズに涙した世代です。
ロボットと聞けば誰しも心引かれるのは仕方のないことなのです。
僕自身、ラジコンで二足歩行(実際は完璧な二足歩行ではない)するロボットを持っています。
それくらいロボットが好きなのです。
ロボットと言う言葉には"夢"とか"明るい未来"と言ったニオイがします。
そこで数年前からぜひ一度見てみたい・・・。
いや、会ってみたいと思っていたのが、
ホンダの開発した人型ロボット"アシモ"。
なかなか実際にアシモに会う機会は無く、
いつかチャンスがあれば・・・。
と思っていたら、東京上野の国立科学博物館でアシモも展示されいるらしい。

『これは行かねば!!』

と思い立ち、いろいろな予定の時間をやりくりして、
急遽、上野公園内の国立科学博物館へ!!
1,400円の入場料金と、500円の音声案内システムを借りて、
いざ、館内へ。
最初に迎えてくれたのがガンダムのフィギュア。
そして会場の中に入ると人だらけ!!
とにかく、人、人、人、人、人の波。
ロボットより人を見ていると言う感じ。
会場内には様々なロボットが展示されていて面白いのだが、
展示されているだけで、ほとんどのロボットが動かない。
愛・地球博の時の、トヨタのブースでトランペットを演奏したロボットが、
演奏するコーナーは黒山の人だかり。
舞台が低く、人が立って見ているのでほとんど見えない。
見えない人のために、スクリーンに映し出されるのだけど、
その映像がすこぶる悪い。
それに加えて、このロボット、
トランペットを上手に吹くために人間の唇にあたる部分を相当工夫したのだけれど、
見た感じ、トランペットで唇部分は見えないので、
その技術の凄さが一般には伝わりにくい。

そして、展示も終わり・・・。

『えっ!!アシモは!?』

僕はそう思いました。
2,100円も払って、動かないロボットを見て、オシマイ!!
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
と思ったら、アシモの会場は2階とのこと。
ホッとして2階に上がると、アシモのステージがあります。
こちらではアシモのショーが行われるのです。
しばらく待つと、音楽にのってアシモが登場しました。
その歩くリズムのスムーズなこと。
歩行の仕方はヒザを少し曲げて歩くので、
人間とは少し違いますが
腰から上の動き、特に腕と手の使い方は、
人間と見間違うほどスムーズ。
唯一、腕や手が止まる瞬間がピタッと止まるので、
ロボットなんだと認識できるのです。
しかし、その手の動き、指の動きには表情があります。
指先には感情が表現されいるように見えます。
そして、ダンス、素晴らしい。
走ることできるのです。
とにかく感激でした。
自分が生きている間に、
ロボットがここまで進化するとは思っていませんでした。
ホンダという会社は、
このアシモを作っただけでも存在価値があると思ってしまいました。
15分間の短いショーでしたが、感動しました。
ロボットと言う機械に感動したのではなく、
すぐには商売にならないロボットを、
莫大な費用をかけ真剣に開発しているホンダと言う企業の姿勢に感動したのです。
ここまで技術を研究開発するホンダの社員の皆さんに感動したのです。
F1やその他のレースで、僕達はホンダに夢を沢山もらいました。
そして今度はロボットで、やはり夢をもらったのです。
アシモに会えただけでも、入場料と音声案内の2,100円は、
とても安く感じました。
皆さんも一度アシモに会ってください。
では・・・。




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