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 『想像力の欠如』 - 2008/05/15(Thu)

どーも。
朝、ちょっとした失敗で、
カミソリで耳を少し切った佐藤です。
耳を切るなんて、
保育園の時に血液型を調べるために診療所で切られて以来です。
保育園の時に耳たぶをちょっこっと切って、
血液型を調べた時の恐怖は今でもハッキリ覚えています。

さて、最近

『想像力の欠如』

と言う言葉を耳にします。
書いて字のごとく、
想像力が無くなっている人が増えているのだそうです。
その最たる例が、
最近の短絡的な事件の数々です。
一ヶ月くらい前だったでしようか?

『高校の校長先生が、元教え子の女性にメールで交際について脅迫した』

と言う事件がありました。
高校の校長になるくらいの人は、
きっと優秀な人なのだと思うのですが、
優秀さと想像力は比例していなかったようです。
もし、元教え子と・・・いや、一般の人に対しても脅迫をしたらどうなるか?
いや、その前に、どんな文章を相手に送ったら脅迫に当るのか?
メールで脅迫文を送ると、
自分のパソコンのデータを消しても、
相手のパソコンや携帯電話、
サーバーにはデータは残る・・・。
自分がやった先にどう言う結果が、
どう言う事になかを想像できていない証拠です。

ネットの闇サイトで情報を得て、
犯罪を犯す人がいます。
お金の為に気軽に犯罪に手を染めてしまい。
その後、逮捕されてしまい、
人生が狂ってしまうこともあります。

『犯罪を犯せば、その後に必ずペナルティーがある。』

人間はやった行為に対して、
必ずリアクションが返って来るものです。
そのリアクションは、
やった行為が人々の為になる行為なら喜ばれ、
いずれ自分にその喜びが返って来るし、
やった行為が犯罪ならば、
そのリアクションはペナルティーです。

自分がやった・・・。
あるいは、やろうとしている行為のその後を、
想像できない人が増えているのです。
これは恐ろしいことです。

犯罪とは言えないまでも、
他人の迷惑になることを平気でしてしまう。
これこそ、想像力の欠如の現れでしょう。

想像力・・・生きていく上で、とても大切です。
そう言う意味では、
ラジオを聴く事は、
とても良い事かもしれません。
画像の無い分、
聴く人は想像力が無いと楽しめないのが、
ラジオですからね。
と言うか、ラジオを聴くだけで想像力が養われます。


 『営業だぜ!ベイベー!!』 - 2008/05/16(Fri)

おはようございます。
今日も早出出勤の佐藤です。
今年は朝晩がまだまだ寒い気がしています。
早朝、夜のバイク通勤は、
昨年はもっと快適だったような?
まだまだ冬着でのバイク通勤は続いています。

さて、5月10日のこのブログ『佐藤広樹のつぶやき』でも紹介した、
お父さんが秋山郷出身のプロ民謡歌手・涌井晴美さんのデビューアルバム『土の音(ツチのネ)』が、
いよいよ十日町市内でも販売開始されました。
CDを販売してくださっているのは、
JR十日町駅すぐ側のショッピングセンター・リオンドール内、
CDショップのサウンドエースさんです。( 電話番号:025-752-4075)
このデビューアルバムの中には、
秋山郷で失われつつあった地元の民謡『よいやな節』と『秋山追分』が収録されています。
ぜひ、皆さんも聴いてみてください。
※詳しくは5月10日のこのブログをお読みください※

さてさて、
よくこんなご質問を受けます。

『ラジオ局の営業って、何を売っているの?』

『佐藤は放送日の土曜日以外は、どんな仕事しているの?』

『佐藤って、土曜日だけしかラジオに出ないけど、バイトなの?』

と言う質問です。
では、お応えしましょう。

とりあえず僕の会社での肩書きは、
"営業主任・パーソナリティー(アナウンサー)"です。
そして、一応"記者"でもあります。

ですので、僕の土曜日以外の仕事は、
いろいろな企業やお店、団体に行き、
CMスポンサーや番組スポンサーになっていただくように企画提案、交渉、契約をしています、
その他、イベントの司会のお仕事や、イベントのスポットCMの企画提案、交渉・契約。
特別番組などの企画とスポンサー探し、
フリーペーパーの広告スポンサーへの企画提案、交渉、契約。
そういった、企画提案、交渉、契約をしています。
そして、契約がまとまったら、
CM原稿を作ってスポンサーと打合せをして、
CMを作成します。
※ただし、エフエムとおかまちでは、皆が僕と同じ仕事をこなしながら放送も担当しています。

そしてもう一つ大切な仕事は、
アナウンサー・記者と言う立場から、
現場での取材、編集そして放送。
時には、ニュース原稿を書くことも稀にあります。

あるいは、構成作家的に、
企画物の番組の台本書きもやります。
例えば、ギャラクシー賞をいただいた『心に太陽を』の池谷地区取材の2本は、
僕が構成台本を書いています。
(源入地区取材の3本は早見アナが構成台本を書いてます。企画は当時の矢口総務局長)
一昨年シリーズで秋山郷を取材・放送した『鈴木牧之と歩く秋山郷』は、
企画は当時の矢口総務局長で、
構成台本は僕だったりします。
最近だと、3月まで放送したシーリーズ『妻有のおとぎばなし』
もちろん、元の昔話は著作権を確認した上で、
本からの抜粋でしたが、
前後のアナウンスの構成台本は僕だったりします。

そして、もう一つ。
僕だけの大きな仕事は、
著作権の管理と、報告ですね。

その他、各種会合、会議への出席。
営業会議の会議の企画。
そして、各方面からの各種ご意見への対応などなどです。

と言う事で、佐藤の平日はビュンと過ぎていきます。

ここまで読んでくださった方は、
一番最初の質問

『ラジオ局の営業って、何を売っているの?』

の答えがおわかりでしよう。

ラジオ局はラジオCMと言う広告を売っているのです。
それで僕達はお給料をいただいているのです。

そして、もう一つ売っているものがあります・・・。

それは・・・。

夢です。

ラジオ局はCMと夢を売って、
毎日放送しているのです。

皆さんの会社や団体もエフエムとおかまちで、
CMを放送したり、
イベントの司会を頼んでみなせんか?

そうそう、エフエムとおかまちでは、
結婚式の司会も承っております。
基本、司会料は31,500円となっております。
エフエムとおかまちのアナウンサーに、
一生に一度の結婚式の司会を頼んでみませんか?
きっと良い想い出になると思いますよ。

と言う事で、
営業だぜ!ベイベー!!

では・・・。


 『どうしてエフエムとおかまちに?』 - 2008/05/17(Sat)

今日も午前中の放送が終わりました。
毎週の事ですが、
終わってしまうと淋しいものです。
やっぱり週一回の放送は短いですね。
と言っていると来週は、
火曜日のマッチ・モア10レディオも僕の担当です。
お隣南魚沼市のエフエム雪国さんが、
今年開局10周年となり、
祝賀パーティーがあるのです。
山崎麻里さんが、
エフエム雪国でも月曜〜金曜までレギュラーを持っているので、
祝賀パーティーに出席するのです。
その為、代打・佐藤広樹となりました。
ウチからは他に、
村尾放送局長、高野綾子アナ、佐々木亜貴子アナ、富田香奈子アナ、そして、総務の竹内君が出席します。
んでもって、来週火曜日のメッセージテーマを、
高野アナが決めてくれました。
発表します!!

ジャァァァァァ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!

5月20日火曜日のマッチ・モアのメッセージテーマは!!!

『ぬいぐみ』

・・・・・・ぬいぐみ・・・・・・(--;)
・・・・・・ヌイグルミ・・・・・(--+)
・・・・・・ぬ・・・縫ぐるみ・・(++;)

うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
もうすぐ42歳となる僕が"ぬいぐるみ"の何を語れるのか!?
リスナーの皆さんからの"ぬいぐみ"に関するメッセージが頼りです。
どうかメッセージくださいm(_ _)m
マジでお願いします。



さて、最近総務の竹内君から、
パソコンにベンリな機能を付けてもらいました。
それは、フリーソフトなのですが、
パソコンに数年分のスケジュールが書き込めるカレンダーなのです。
毎日出勤してパソコンをつけると、
ご丁寧にその日と、その後数日間のスケジュールが、
自動的にパソコンの画面に現れます。
これは便利です!
まるで、パソコンの中に秘書が居て、
僕のスケジュールを管理してくれているようです。
これで、スケジュールを忘れる事もありません。
僕なんか、自分のスケジュールの他に、
半年先の十日町市のイベントも書き込んでしまいました。
竹内君、ありがとう。



さてさて、今日番組に、
高校生リスナーさんから番組にこんな質問が来ました。

『佐藤さんは、どうしてエフエムとおかまちに入社したのですか?』

番組内では、時間が短く答えも、

『ラジオが好きだからです。』

とだけ答えましたが、
もう少しちゃんと答えたいので、
このブログに書きますね。

とは言え、答えは単純に、

『ラジオが好きだから、エフエムとおかまちに入社した。』

と言うのが、一番的確な答えだと思います。
僕は本当にラジオが好きなんです。
以前、このブログでも書きましたが、
僕達が中学生や高校生の頃は、
深夜のテレビ放送は無く。
もちろん、インターネットも、
ゲーム(インベーダーゲームはあったけど・・・。)も、
携帯電話もありませんでした。
(まぁ、そう言う物が無いあの時代のほうが、快適だったように思います。)
夜の楽しみと言えば、深夜放送!!
オールナイト・ニッポン、セイ・ヤング、MBSヤング・タウン、鶴瓶・新野のぬするみの世界などなど・・・。
僕のヒーローは、深夜放送のパーソナリティー達でした。
当時、大阪ローカルの若手落語家のスターだった笑福亭鶴瓶師匠。
全国的にスターになり始めていた明石家さんま師匠。
僕にとって笑いの神様・笑福亭鶴光師匠。
僕の性知識の師匠・アリスの谷村新司さんとばんばひろふみさん。
僕を深夜放送の虜にしてくれた、
当時売り出し中のミュージシャンだったチー様こと、松山千春さん。
笑いの伝道師・あのねのねの原田伸朗さんと大津びわこさん。
僕の音楽の知識の師匠は、
当時NHK新潟のFMリクエストアワーを担当していた合田アナウンサーと、アシスタントの森ちゃんでした。
その他、MBSアナウンサー角ジュンイチさん、坪井ノリオさん、浜村淳さん、岸田さとしさん、
ラジオ番組共演で、アニメ歌手の堀江ミツコさんと結婚したシグナルのアサミアキオさん・・・。

僕にとっては、本当に彼らはヒーローでした。
いや、今でもヒーローなのです。
思春期で孤独な少年だった僕は、
深夜放送とロックを聴いている時だけが、
心が救われた気がしていました。

先日、NHKのテレビドキュメンタリー『プロフェッショナル』で、
大リーガーのイチロー選手の特集をしていました。
番組司会者の

『イチロー選手は、きっと野球選手以外でも一流の仕事ができる人だと思うのですが、どうして野球選手になったのですか?』

との質問に、イチロー選手はこう答えました。

『だって、見ちゃったんだもん。』

『一番最初に野球を見た瞬間に、カッコイイって思っちゃったんだもん。雛鳥が最初に見た物を親だと思うように、僕にとって一番最初にカッコイイって思ったのは、地元(愛知県)の草野球をやっている人達だったんだ。僕にとって、草野球をやっている人は皆、ヒーローだったんです。』

僕のラジオは、
このイチロー選手と同じ感覚なのです。

『だって、聴いちゃったんだもん。一番最初に孤独から僕を救ってくれたのは、ラジオだったんです。』

そして、
中越地震の大停電のあの夜に、
僕達家族の不安な心を支えてくれたもの、
一晩中地震情報を流してくれたラジオでした。

2年3ヶ月間休日無しで働いた自営業の日々。
休みも無く、自分の店以外何処にも行くことのできない鳥篭の中の鳥状態の僕の心を、
世界中の話題を放送して、
世界中を想像力で旅させてくれたのもラジオでした。

今までラジオのおかげで、
どれだけ人生救われた事か・・・。

だから僕はラジオが好きなのです。
ラジオで話すのも、
ラジオを聴くのも好きなのです。
その大好きなラジオの仕事がしたくて、
僕はエフエムとおかまちに就職しました。
おわりいただけましたか?

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!



 『もしかして』 - 2008/05/19(Mon)

明日の夕方の番組、
マッチモア10レディオを担当する佐藤です。
とは言え、
ホッコリンこと高野アナが決めてくれたテーマ

『ぬいぐるみ』

について、オッサンが何が語れるか、
不安なのでした。
皆さんからのメッセージが頼りです。
メッセージヨロシクお願いします。

さて、今日ふと気づいたのですが、
もしかしたら僕は、
十日町市の歴史始まって以来、
初の男性職業アナウンサーなのかもしれません。
そう思うと、
ちょっとビックリです。
過去に十日町市出身の男性アナウンサーが、
もし居たなら、教えてくださいm(__)m
それにしても、
十日町市の歴史上初の、
男性職業アナウンサーなら、
こりゃ、自分で思うより、
僕は毎日貴重な体験をしているのかもしれません。

やっぱりビックリです。


 『感謝』 - 2008/05/20(Tue)

今日は夕方の番組、
マッチモアを担当した佐藤です。
今日のテーマは高野アナに決めてもらった

『ぬいぐるみ』

でした。

もうすぐ42歳の僕にとって、
"ぬいぐるみ"はなかなか語るに難しいテーマでしたが、
リスナーの皆さんからのメッセージで、
なんとか乗り切る事ができました。
本当にありがとうございました。
感謝です。

土曜日のスタンド・バイ・ユーも、
フリーテーマで、メッセージお待ちしています。

では…。


 『アマチュアカメラマンの皆さんへ』 - 2008/05/22(Thu)

今朝は、ちょっと面白い夢を見て、
(いろいろとアイディアの詰まった、今後の人生に役立ちそうな夢でした。)
目が覚めたら、ちょうど目覚まし時計をセットしていた、
午前4時45分になる瞬間で、
携帯電話のアラームを聞くことなく目覚めました。
そして、シャワーを浴びて、
バイク通勤をしましたが、
今年初めて、朝の風が心地良く感じました。
(今まではちょっと寒かったのです。)

と言う事で、かなり気分良く出勤してきた佐藤です。
今日はやる気満々です。

さて、十日町市内でも、
雪消えの時期から、田植えのこの時期、
そして、秋の稲刈りシーズンから紅葉、初雪の頃まで、
カメラマンさんと、山菜取りの方が、
市外の県内各地・・・。
いや、全国からお越しなります。
特に棚田や自然の風景を撮影しに、
松代・松之山地区に多くのカメラマンさんがお越しなるのです。
本当にありがたいことです。
ありがたいことなのですが・・・。
今年は昨年までとちょっと様子が変わってきました。
昨年までは、カメラマンさんも、
地元の人々に気を遣ってくださり、
あまり地元に迷惑をかけないようにしていてくださったように感じていました。
勿論、今もほとんどのカメラマンさんがルールや、
地元の慣習、慣例などを守って撮影してくださっています。
しかし、今年に入り、カメラマンさんの数が明らかに多くなってくると、
中には他人の迷惑を顧みないカメラマンさんもいらっしゃいます。
この辺りの国道や県道は、
山の中に入ると、一車線しかない所も多くあります。
撮影に適した景色の良い場所は、
このような場所が多いのですが、
そこに車がズラッと並んで停車していたり、
中にはカーブの出入り口や、真ん中に平気で停車している人もいて、とても危険です。
この時期、田植えや畑仕事で地元の農家は忙しいのですが、
その農家の人達が農作業として使う農道もこう言う状況となっています。
近所の農家の人から聞いた話ですが、
農道の真ん中に車を止めて撮影しているカメラマンさんに、

『ここに車止めたら、車が通れないよ。』

と注意したところ、

『こんな誰も通らない道に、車が通るんですか?』

と言い返されて呆れたそうです。

この前の日曜日、僕が田植えをしていた時のことです。
僕のウチの一番大きい田んぼは、
一車線の県道沿いにあります。
それもカーブなのです。
僕達家族が田植えをしていると、
県外ナンバーの大きな車がカーブの真ん中で止まりました。
後ろの車が追突しそうになっているにも関わらず、
ドライバーは車の窓からカメラを構えたのです。
これにはビックリしました。
あまりにも危険な行為に、
さすがに僕も大きな声で注意しなければなりませんでした。
一車線のカーブの真ん中で車を止めて撮影しようとするカメラマンさん・・・。
60代の男性のように見えました。

こう言う悪い例は、
本当にごく一部なのですが、
できるだけ常識的に行動し、
撮影していただけると助かります。
十日町市の自然や人々を愛してくださるカメラマンさんがほとんどなのです。

佐藤から、アマチュアカメラマンの皆さんへお願いです。
ご理解いただけると幸いです。



 『プロレスリング・ノア』 - 2008/05/24(Sat)

今日も番組の放送が終わりました。
お聴きいただきありがとうございました。
番組が終わって、事務所で仕事をしていると、
宅配便のお兄さんがやって来ました。
いつも来るお兄さんではないようでした。
荷物を受け取っていると・・・。

『あっ!この声聴いたことあるなぁ。休みの日は時々聴いているんですよ。』

と、僕の声を聴いて言ってくれました。

『人を楽しませるトーク。100点満点です。』

と誉めてくれました。
僕の人生で、100点をいただいた記憶が無かったので、
本当に嬉しい言葉でした。
これでまた、頑張っていけます。
宅配便のお兄さん、ありがとう。

さて、先日、プロレスリングNOAHを観に行く機会がありました。
知り合いが、僕が格闘技好きと知っていて声をかけてくれました。

『これからプロレスリングNOAHの試合を観に行くんだけど、一緒にどう?』

僕らの子供の頃のヒーローは、
アントニオ猪木さんであり、ジャイアント馬場さんでした。
しかしこれまで、プロレスを生で観に行く機会は無かったのです。
これはチャンスと、出不精の僕も観に行くことにしました。
会場に着くと、知り合いはプロレスリングNOAHの人と知り合いらしく、
関係者席を無料で用意してくれました。
会場東側、選手入場の花道のすく側の席でした。
GHCチャンピンの森嶋選手をはじめ、
憧れの高山選手、秋山選手、小橋健太選手、丸藤選手、バイソン選手・・・。
そして三沢光晴選手を間近で観ることができました。
試合では、ダッグマッチながら、
高山vs秋山や
三沢vs小橋も観れて、
本当に充実した時間を過ごせました。

プロレスが他のプロスポーツと決定的に違う事は、
今更当たり前な事なのですが、
ただ試合に勝つだけではなく、
お客さんに観せる内容でなくてはならないと言う事です。
その為に自分が技を仕掛けるだけではなく、
相手の技を上手く受けてみせるのです。
そこが他のプロスポーツや総合格闘技と、
決定的にプロレスが違うところなのです。
ただ勝てば良いのでない。
自分達の肉体をぶつけ合う事で、
何かを表現しているのです。
だからプロレスは魅力的なのだと思います。

『プロレスの基本はとにかく受身』

プロレスの世界に新人が入門すると、
基礎体力がついた段階で、
徹底的に受身の訓練を受けるそうです。
受身がキチンとできないと、
怪我をしたり、時には自分や相手の命まで危険にさらされます。
相手の技を受けることで試合を盛り上げ、
自分の技を相手に受けてもらうことで試合を盛り上げる。
まさにプロのエンターテイメントです。
これがプロレスなのです。
そうなる為には、
僕達では想像もできないくらいの、
鍛えられた肉体が必要です。
リングの上の選手達は全員、
まるで超人ハルクのような肉体をしていました。
高山選手など、とても脳卒中から復帰してきたとは思えませんし、
小橋健太選手など、癌からの復帰とは思えない肉体美です。

リングの上で闘うNOAHの選手を観ていてとても大切な事に気づきました。
彼らは言葉ではなく、
その肉体を使って表現し、
僕達に言葉でない・・・。
言葉では表現できない何かを、
リングの上の闘いを通して伝えてきます。
彼らのメッセージの前では、
言葉と言う表現方法は、
あまりにも表現力が乏しいようにさえ思えてきます。

僕はラジオで喋る仕事をしています。
言葉で何かを伝えるのが仕事です。
ですから、僕の言葉では伝えられない部分。
言葉の表現力の限界を超えた部分を観た気がしました。

『誰かに何かを伝えるのは、言葉だけじゃないんだ・・・。』

と、生まれて初めて知ったのでした。
プロレスラーは本当に凄い人達です。
きっと、リングの上で、
あれだけの肉体をぶつけ合って闘う時の景色(世界)は、
僕が見ている景色(世界)とは、
まったく違う景色(世界)が見えているんだろうなぁ・・・。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!





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