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 『命』 - 2007/09/01(Sat)

去年と同じく、なぜか夏休み期間中は、
メッセージが少なくなるスタンド・バイ・ユーですが、
夏休みも終り、メッセージ数が少し戻りホッとしている佐藤です。
いやぁ〜8月は淋しかった。
それに先週は番組放送中に、
他の番組へのメッセージが届いたりして…。
皆さんからいただくメールは、
番組に関係無く、スタジオのパソコンに入るので、
番組放送中に他の番組へのメッセージが届くと、
「僕の番組は聴いてくれてないのかなぁ」
とちょっと凹みます。どのパーソナリティーも、これは同じ感覚のようです。

さて、このところ「命を軽んじる事件」が多く、哀しいです。

「携帯電話の闇サイトで知り合った男達による、女性拉致殺害事件」

「警察官によるストーカー殺人事件」

「奈良県で昨年に続き起きた、妊婦さんの病院タライ廻し」

いずれも命の大切さとは逆の事件です。

見ず知らずの、縁もゆかりも無い男達に殺された女性の無念さは、
想像するにあまりあるものです。

そして、昨年夏に奈良県で、
妊婦さんが出産時に、
19ヶ所の病院をタライ廻しされ亡くなった事故があったにも関わらず、
先日も奈良県で妊婦さんが11ヶ所の病院をタライ廻しされ、流産してしまった…。
どうして昨年の事故の教訓が活かされないのか…。

僕は子供の頃に4人の友を亡くしました。
癌が1人…。
白血病が1人…。
自殺が2人…。

生きたくても生きられなかった友の為。
自ら死を選んでしまった友の為。
僕は命の大切さを言続けたいと思います。

『自分の命も、他人の命も、まったく同じ命なのです。』


 『風景スケッチ』 - 2007/09/04(Tue)

土日で地元の祭も終わり、
5月の連休明けから続いた、
消防団県大会練習、秋祭り準備での、
夜の活動やっと終わった佐藤です。
いゃぁ長かった・・・。
5月から4ヶ月間、夜出かける生活は、
本当に辛いものがありました。
これで少しユックリできる・・・。
と思ったら、ある脚本賞に応募すべく、
脚本を書くことにしたので、
11月までは、夜の忙しさ続きます。

さて、7月に視覚障害を持つリスナーさんから、
こんな内容のメールを2通僕の番組にいただきました。

『私達視覚障害を持つ者にとって、エフエムとおかまちは、大切な情報源となっています。』

そして、スタジオを訪ねてくださった視覚障害を持つリスナーの女性からも、

『エフエムとおかまちができてから、目の見えない私達にとって、十日町市の様子がもっとわかるようになりました。』

この7月の出逢いが、僕にとっては目から鱗の出逢いとなりました。
リスナーの皆さんの中には、障害を持つ方もいらっしゃれば、
病院に入院などして外に出られない方もいらっしゃる。
これは頭ではわかっていたことでしたが、
僕の中では実感として感じる事は少なかったのです。
でも、ラジオとはそういう人達にとって、
本当に重要な役割を果たしているのです。

僕は7月からずっと考えていました。
視覚障害を持つ方や、いろいろな事情で外出できない方々の"目"となり、
十日町市やその他の地域を見てもらえる番組が作りたいと・・・。

特にスタンド・バイ・ユーは、
僕が普段営業の仕事をしているので、
とても取材に行く時間が無く、
その為に、スタジオで僕が喋るだけの番組構成になっています。
取材に行く時間が無いだけでなく、
編集スタジオの数が限られているので、
編集するのも、スタジオの順番待ちになってしまう。
これでは、取材した音を編集するにも時間がかかってしまう・・・。

そこで、夏うち考えて、ある企画を思いつきました。
それは業界で言うところの、いわゆる『情景描写』だけのコーナーを作ると言うことです。
『情景描写』とは、風景などを言葉で描写していくのです。
言わば、映像の無いラジオで、言葉の力で映像を想像してもらうのが『情景描写』なのです。

例えば天気や秋の風景を伝える場合。

『今日は晴れています。紅葉が綺麗です。』

だけでは、聴いている人には、どんな風景か想像ができません。
そこで・・・。

『秋の空は高いと言いますが、今日は本当に高く透き通るように青い空が拡がっています。そこに白い雲が綿飴のような形で、フワフワと浮かんでいます。視線を下に下ろすと、山々に赤や黄色に色づいた紅葉が拡がり、まるで山が燃えているようです。秋の風が心地良く流れていきます。』

と言えば、なんとなく聴いている人の頭に秋晴れの空の下の紅葉の風景が、浮かんでくるはずです。

つまり、どこかに取材に行くのではなく、
営業の仕事でたまたま通りかかった場所の風景を、
情景描写だけで伝えていくコーナーを作れば、
時間も取られずにやっていけます。

それに、情景描写と言うのは、
そのパーソナリティーの力量が試される表現方法。
情景描写がキチンとできるようになれば一人前です。
僕にとっても、とても良い勉強になります。

しかし、これをやるには、問題がいくつかあります。
いつも録音機材を持ってあるかなければならない。
そして、編集に時間をかけてはやっていけない。

そこで思いついたのが、ICレコーダーでの録音。
"ICレコーダーでの録音"とは・・・。
最近テレビで総理大臣や政治家の皆さんの取材の映像で、
マイクではない何かを持った記者が、
政治家の人を取り囲んでいる風景を見た事はないですか?
10センチくらいのシルバーの何か棒のような物・・・。
あれがICを使った録音機器なのです。
小さくて、マイク内臓で、簡単に録音できる。
それが『ICレコーダー』
しかも、パソコンで録音した音を編集できる。

ずっと悩んでとりあえず自分で買ってみました。
そしたらこれが便利、便利。
小さくて、スイッチ1つで録音でき、
スタジオに入らずとも、事務所のデスクの上のパソコンで編集できる。
しかも、音質も良い。

このICレコーダーを使って、営業の合間を見てサッと録音できる。

この秋から、スタンド・バイ・ユーでは、
この小さな味方を使って、
十日町市やいろいろな所の風景をスケッチし、
聴いてくださっているリスナーの皆さんの目となるコナーを放送していきます。
お楽しみに!!






 『ただのオッサンだ』 - 2007/09/06(Thu)

今朝、バイクで通勤している途中、
なんとなく後ろが気になり振り向いたら、
二重の虹がかかっていました。
バイクに乗っていて振り向くなんてあまりないことですから、
二重の虹がかかっいてビックリしたと同時に、
なんだか朝から得した気分で嬉しかったです。
バイクを止めてジックリ虹を見ていたら、
何か良いことがありそうな気がしてきました。

さて、久々に新譜のCDを購入しました。
しかも今回のアルバムが、日本デビューのミュージシャンのCD。
古い名盤は買っても、
最近はなかなか新譜は買いませんでした。
そんな僕の心を掴んだのが、
今、何かと話題エイミー・ワインハウスの日本デビューアルバム『バック・トゥ・ブラック』
何かと話題と書きましたが、
まずはその声の素晴らしさ!!
めったに聴ける声ではありません。
ソウル、ジャズ、ロックを超越した楽曲の数々。
とにかく凄い才能です。
そして、ブリちゃんをも超える破天荒な私生活。
いまや、パパラッチの一番の標的は、
このエイミー・ワインハウスです。
先日も旦那さんと夫婦喧嘩を超える流血大乱闘が話題となりました。
今週土曜日のスタンド・バイ・ユーの「come on みゅーじっく」のコーナーは、
内容を急遽変更して、
このエイミー・ワインハウスの特集を放送します。
お楽しみに!!

世の中の技術革新は凄いスピードでやってきます。
十数年前まで携帯電話など誰も持っていませんでしたし、
まして携帯電話でメールができるようになったのだって、ほんの数年前。
携帯電話にカメラがついたのだって、5,6年前くらいのものです。
それがいまや、家族全員が携帯電話を持ち、
ビデオがDVDとなり、
CDやMDは、i pod。
テレビは地デジのハイビジョン。
携帯電話でテレビ電話ができるようになりました。
凄いスピードで技術革新は進んでいます。
その中でも僕が注目しているのが、
ビデオカメラ。
いまや、ビデオではなく、DVD録画やHDD録画が当たり前となり、
そして最近は家庭用ビデオカメラもフルハイビジョンの時代です。
編集だってパソコンで簡単にできてしまう。
ほんの数年前までこんなことは、何十万円、何百万円のプロの機材でしかできない画質や編集が、
十数万円程度でできてしまう。
こりゃ、ビックリです。
かつて、映画監督が夢だった佐藤広樹少年は、
映画監督など夢のまた夢と思っていたのですが、
これならドキュメンタリー映画を創れそうです。
もちろん、今はお金もないので、
そんな贅沢品は買えませんが、
いつかお金を貯めて機材を揃え、
自主制作映画を撮りたいものです。
60歳くらいになったら、人生最後の夢"自主制作映画監督"にチャレンジしたいものです。
その頃には、もっともっと凄い技術ができているだろうし。

さて、そんなわけで最近は暇があると、
電気店のビデオカメラコーナーを覗いています。
でも、フルハイビジョンとはある意味残酷なものです。
電気店のビデオカメラコーナーには、
実際の映像を映し出すビデオカメラが展示してあり、
大型ハイビジョンテレビに、
店内の様子が映し出されています。
たまたまそのカメラの前を通ろうものなら、
大型ハイビジョンテレビに自分の顔がドバァーンと映し出され、ビックリします。
そして、そのテレビの画面に映る自分は、
これまたビックリするくらい"ただのオッサン"です。
いや、これは"ただのオッサン"以下の、
"哀しいくらいオッサン"の自分が映っています。

「こりゃぁ世界中の誰が見ても、間違いなく中年のオッサンだわ。」

大型ハイビジョンテレビに映し出される自分の姿に、
オッサンになっていく自分の姿を痛感しました。

「こりゃ、女性にモテなくなって当然だなぁ。」

と思いました。はい。

技術革新の波は、時として残酷なものです。
テレビアナウンサーでなくて、
顔の映らないラジオアナウンサーで良かった・・・。


 『人間くさく』 - 2007/09/09(Sun)

昨日は、放送中、いろいろなメッセージが寄せられて、
本当に充実した気分で放送できました。
僕の番組「スタンド・バイ・ユー」は、
他の番組と違い、フリーテーマとなっているので、
本当に自由にメッセージを書いていただけるようになっています。
身近で起きた出来事、家族のこと、恋愛相談、世の中の出来事に対するご意見、僕への質問、日々思っていること、などなど・・・。
なんでも良いので送っていただけます。
でも、実は番組開始当初メッセージテーマを決めていた時期もあったのです。
ただ・・・他の番組とは違い、テーマを決めても反応が薄かったのです(笑)

そうかもしれません。
僕のスタンド・バイ・ユーは、トークと音楽が中心の番組。
テーマより、リスナーさんは、いただくメッセージに、
佐藤広樹がどう反応するかを楽しんでいただいていのかもしれません。

エフエムとおかまちの番組は大きく分けて2種類になります。
1つは、取材を中心とした番組。
そしてもう1つは、トークを中心とした番組。
これには理由がありして、
早見アナ、佐々木アナ、高野アナ、富田アナは取材を本当に精力的に行います。
これほど市民の方の声が毎日毎日数人〜数十人放送されるラジオ局は、
他にはないと言えるでしょう。
彼女達のバイタリティーと、番組にかける情熱は、
同じ会社にいる僕から見ても尊敬に値します。

そして、トークが中心となるが僕と山崎アナ、大手アナの番組です。
山崎アナは、月〜水は南魚沼市のFM雪国さんで番組を持っているので、
やはり取材に行く時間はありません。
とは言え、マリさん(山崎アナ)のトーク術は、
お聴きいただいての通り、
”マリさんワールド”と言われるくらい独自の世界を持っています。
大手アナも、普段は自分で事業をしているので、
当然取材に行く時間はないのですが、
できる限り時間を作ってトークに、取材を織り交ぜる工夫をしています。
それに、大手アナは知識が豊富ですから、
その知識を活かして、番組全体が知的な雰囲気に包まれています。

そして、僕は言えば・・・。
知っての通り、僕は普段エフエムとおかまちの営業マンですから、
取材に行く時間はほとんどないので、
結果的にトークを中心に番組を作るしかむありません。
正直、もっともっと外に出て、市民の声、リスナーの声を放送に乗せたいのですが、
なかなかそうはいかないです。
そんな僕に、時々こんな内容のメッセージをいただきます。
実は昨日の放送でもいただいたのですが・・・。

『番組のトークやブログを読むと、佐藤広樹はとても人間くさい人のように感じます。』

ありがたいこです。
さっきも書きましたが、
僕はなかなか取材にいけません。
取材モノ無しで3時間30分生放送に耐えるには、
リスナーの皆さんからいただくメッセージが頼りなのです。
そして、リスナーの皆さんからいただくメッセージに、
人ととしてどう答えられるかが、
僕の番組をやっていく上での一番のテーマです。

僕の憧れのラジオパーソナリティーに、
笑福亭鶴瓶と言う人がいます。
皆さんご存知の鶴瓶師匠です。
今でこそ全国的知名度の鶴瓶師匠ですが、
僕が中学生の頃は、
頭はアフロヘアで、大阪ローカルの落語家・・・。
と言うより、当時師匠は落語をしませんでしたから、
大阪ローカルのタレントさんでした。
月曜夜10時から始まる毎日放送『MBSヤングタウン』のパーソナリティーをやっていたのです。
そして、日曜深夜のラジオ大阪の『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』でも、パーソナリティーをやっていのです。
時に軽快にトークし、
時に本気で怒り、
時には番組中に泣きながら話す笑福亭鶴瓶と言うパーソナリティーに、
僕はとても惹かれました。
実に人間くさい・・・。
本当にダサイくらい人間味のある鶴瓶師匠の、
あの頃のラジオ番組が、
僕のパーソナリティーとしての原点なのです。
だから、僕は人間くさく、ダサイ番組をやっていきたいと思います。
そして、スタンド・バイ・ユーは、そんな番組でありたいと思っています。

いつか・・・。
いつか、僕が笑福亭鶴瓶という、
いちパーソナリティーに憧れてラジオの世界に入ったように、
僕の番組を聴いて、
ラジオの世界に入ってくる子供達がいてくれたら、
本当に幸せだろうと思います。

来週もHAPPY TUNEでヨロシク!!


 『これも苦手』 - 2007/09/12(Wed)

今朝は、お隣のビル、クロス10の電気設備の保守点検の為、
クロス10が朝8時30まで停電となり、
クロス10の屋上にあるエフエムとおかまちのアンテナの電源確保の為、
朝3時50分に起床し、朝5時出勤で非常に眠い佐藤ですZzzzzzzz・・・・・・。

さて、ご存知の方も多いと思いますが、
僕は41歳独身です。
一度もバツはつかない、真っサラな独身のオッサンです。
リスナーの皆さんにも、僕の独身生活については、ご心配をしていただいています。
ありがたいことに、そんな僕を心配して、
時々、女性の紹介を申し出てくださる方もいるのです。
本当にありがたいことですし、感謝しております。
でも、誰も信じてくれませんが、基本的に僕は人見知りです。
仕事の時は、それなりに気合を入れて”仕事だ!!”と、思うので大丈夫なのですが・・・。
こと、プライベートとなると、これがダメなのです。
もちろん、嬉しいお話しではあるのですが、
誰かの紹介で、日時を決めあらためて女性と会うとなると、
憂鬱になってしまいます。
正直、恥ずかしいのもあり、
憂鬱になってしまうので、申し訳ないのですが、
事前にお断りしてしまうことがあります。
紹介を申し出てくださった方には、
本当に申し訳なく、それでまた落ち込んだりします。
知らない人の多い、飲み会なども気を使って疲れてしまうので、
正直得意ではありません。
それに加え、飲み屋さんでも、
ホステスさんなどがいらっしゃる場所も、
緊張して苦手なので、出逢いなどもなく、
当面…いや、これからもかなり長い間、
独身生活は続きそうです。
実は一昨日も紹介の申し出があり、
悩みに悩んだ末、
お断わりしました。

誰が41歳の僕に、そんな話しを持ってきてくれるでしょう?
ありがたい事です。
そうは思うのですが…。
とにかく苦手なのですね・・・。
自分でも損な性分だと自分でも思います。


 『食べていける国民生活』 - 2007/09/13(Thu)

今日も50ccのバイクに乗って、
朝靄の中を通勤してきた佐藤です。
早番の時は、4時45分に起床するのですが、
ついこの間までこの時間は、日差しが眩しかったのに、
今は真っ暗です。
昼間はまだまだ残暑が続きますが、
着実に季節は移ろい行くようです。

さて、正直このところちょっと気分が落ち込み気味です。
僕も人間ですから、いつもいつも元気と言うわけではないのです。
そこえもってきて、
健康診断の結果が届きました。
初めて、肺のレントゲンに何やら写りました。

「病気かどうか判断できなので、再検査を受けてください。」と書いてありました。

タバコは吸わないのですが、
数年前、セラミックを作る工場の原料(石の粉)を扱う部署で、
5年間働いました。
毎日毎日、25`の袋に入った石の粉を、
何十袋も担ぎ上げ、
機械の中に入れて、調合する仕事でした。
マスクはしていても、耳の中や、鼻の中はいつも石の粉で真っ白になってしまいます。
時には、目脂まで真っ白になる仕事でした。
もしかしたら、それも影響しているのかもしれませんが、
とにかく再検査を受けたいと思っております。
何もないとは思うのですが・・・。

さてさて、昨日突然安倍首相が辞意を表明し、
日本中がビックリしました。
内閣改造、臨時国会召集、そして所信表明をしての突然の辞任・・・。
本当は何があったのかは、安倍首相以外は知る由もない事なのかもしれません。
僕個人としては、正直「もったいない政治家を終わらせてしまった。」と言う感想です。
そして、この1年のいろいろな報道を見ていると、
「なるほど、世の中はこうやって1人の人間を追い込んでいくのか・・・。」
とも思いました。
凄く冷静な目でこの1年間、見ていたように思います。
総理就任直後は70%を超えていた支持率は、
アッと言う間に20%台となりました。
このことが表す意味を考えました。

僕は政治家になろうなどと思った事はありせんが、
今回の安倍首相の件で学んだ事があります。
それは・・・。

『政治家は、自分の理想をわかり易い言葉で話し、国民が今現在何を望んでいるかを感じて、政治課題の優先順位を決めて、行動し、実現していかなければならない。』

いくら立派な志や理想を持っていても、
それが国民の意思と離れていては、ダメなのですね。
そして、国家とは、
国家があって個人(国民)があるのではなく、
個人(国民)があって、国家が成り立つのだと思いました。
戦後レジュームからの脱却も必要でしょう。
憲法改正を論議してみるのも良いでしょう。
でも、それは大きな国家からスタートした話。
スタートはやはり、
国民の生活をどう向上させるかなのだと思います。
国民の生活が疲弊している中では、
なかなかそういったとろは、考えるのは難しいのだと思います。
今は皆、毎日毎日必死で働いて、
それでも生活が楽にならずにいる時です。
そんな時に、憲法改正論議と言われても・・・。
「それでは意識が低すぎる」と言われる方もいらっしゃるでしよう。
でも今は、憲法改正より、食べる事が先なのです。
食べられない切実さは、個人の切実さ。
その個人の切実さを汲み取って、そこを救ってあげなければ、
国家の問題には行き着かないのだと思います。
僕は、小さな人間です。それは認めます。
しかし、世の中、僕のような小さな人間が集まって、
社会を形成しているのだとも思います。

僕が原チャリ通勤を始めたのも、
ガソリン代の高騰が原因です。
少しでも、ガソリン代を節約する為です。
原チャリに乗った上、1円でも安いスタンドを探して給油します。

年金の問題もも深刻です。
老後の保障が無い中で、どうやって将来を信じることができるでしよう?

今年は、いろいろの税金がいきなり上がってビックリしたし、

ニュースを見れば、産婦人科が減り、出産もままならない。

それなのに、国会議員さん達は、
政治資金の収支すら領収書をつけない。
自営業をやったことのある人ならわかると思いますが、
民間は青色申告の時、
ありとあらゆる領収書を集めて、
収支決算を行います。
それで税金を納めているのです。
確かに、政治資金は青色申告対象ではありません。
ただ、法律に従ってさえいれば、何をしても良いと言う事ではないはずです。
それでは、社会が成り立ちません。
社会は法律だけで成り立っているのではないのです。
法律の他に・・・。

『思いやりや、社会通念、昔からの慣習など・・・。』

でも動いているのです。
それが庶民の生活であり、
庶民の生活があっての国家なのだと思います。
庶民の生活を無視して、
国家を優先する最大の不幸が、
紛争や戦争なのだと思います。

庶民(個人)があっての政治・・・。
それを忘れてしまった結果が、昨日からのニュースの真相のように思えてなりません。

『美しい国日本』より

『食べていける国民生活』

だったのだ思いました。
安倍首相はきっと、この1年間は孤独な夜を過ごしたのでしょう。
ともあれ、安倍首相、お疲れ様でした。



 『地デジ』 - 2007/09/14(Fri)

4日連続早番、3日目の佐藤です。
今週は他の社員のお休みや、電気設備保守点検に伴う停電などもあり、
4日間連続の早番となってしまいました。
いやぁ・・・眠いぃぃぃぃZzzzzzzzz。

さて、皆さんはどうしてテレビが地上波デジタルになるかご存知でしようか?
実は僕もこの仕事につくまでは、

『家電業界と、国が結託して、金儲けをする為に違げぇーねぇー!!』

何の根拠もなく思っていました。
だって、誰も地上波デジタルにしてくれ!と頼んだ覚えはないでしょうし、
まして、今のテレビの映りで、十分満足している人も多いはず、
もの凄く綺麗な画質を求める人なら、
個人でDVDとハイビジョンテレビで楽しめばいいじゃないか!!
と、思っている人も多いでしよう。
でも、それも仕方ない事で、
どうしてテレビの地上波デジタル化をしなければいけないかが、
一般には本当に知られていないのです。
では、なぜテレビの地上波デジタル化が必要なのか?????

それは・・・。

『電波(アナログ波)は、石油などの化石燃料と同じで、その量は決まっているのです。』

石油を採取し続ければ、石油かいつか無くなってしまう事は、誰でも知っています。
それと同じで、アナログの電波の幅は、決まっているのです。
今までは、その電波の幅範囲内で電波を利用していたのですが、
このところの急激な科学技術革新によって、
電波の利用が大幅に増加したのです。
このままだと、数年以内に今ある電波帯はパンパンとなり、
100%使い切ってしまいます。
そうすれば、いくら技術革新が進み、
画期的な技術がうまれて、通信技術が上がろうとしても、
使える電波がなければどうにもなりません。
電波は無限にある資源ではないのです。

そしてまだまだ利用しなければならない分野は沢山いるのです。
その中で大きな部分を占めるのが、
『防災』の分野。
『防災』については、阪神淡路大震災、奥尻島沖地震、中越地震、能登半島地震、中越沖地震などの大規模地震をはじめ、
台風などの風水害、火災、事件、事故、
どんどんと電波の果たす役割が増えています。

そこで、国(総務省)は、
テレビの地上波デジタル化を決めたと言うのが、
地上波デジタルの本当のところなのです。
『家電業界と国が、金儲けをしようとしている』わけではないのです。
これはとんだ誤解です。すみません。

で、テレビの地上波デジタル化が進むとどうなるのか?
つまり、今までテレビが使っていた電波帯がスコーンと空くわけです。
これは凄い幅(電波帯)です。
そこに防災をはじめ、必要な電波が割り当てられます。
そして、ラジオにとっても、その電波帯が利用できることになるのです。
(どれほどの電波帯がラジオに割り当てられるかは未定ですし、もしかしたら、予想倒れでないかもしませんが・・・。)
今年の初め、全国のコミュニティーFM局は、
その数が200局を超えました。
去年1年間では、1ヶ月間に1.5局のペースで開局が続きましたし、
中越沖地震での柏崎市のコミュニティーFM局、
FMピッカラさんの活躍により、
非常時のコミュニティーFM局の放送が注目されました。
これからは、昨年を超すペースで、
コミュニティーFMの開局が増えると考えられます。
元々、コミュニティーFM局が全国的に拡がったのは、
12年前の阪神淡路大震災の時の神戸のコミュニティーFM局の活躍がありました。
その後、中越地震の時の、南魚沼市のFM雪国さん、長岡市のFM長岡さんの活躍が話題となり、
全国でコミュニティーFM局の開局が相次いだのです。
その中の1つが、我社、エフエムとおかまちなのです。

では、業界の予想では、最終的にどれくらいのコミュニティーFM局が開局するかと言うと・・・。
あくまでも希望的予想ですが・・・。

”最大1,500局”

と予想する人もいます。
(あくまで希望的予測です。)
全国にコミュニティーFM局が1,500局もある。と想像すると、
なんだか楽しくなってきませんか?
これからは、アナウンサーと言う職業も、
子供たちにとって、とても身近な職業となります。
看護士や保育士、学校の先生、などと同じくらい現実的な就職先となるはずです。
僕達の子供の頃は、
アナウンサーと言う仕事は、
良い大学を出た一部の人の職業と思っていましたが、
これからは違います。
多くの子供達が、アナウンサーを現実的に夢見る事ができるのです。

テレビの地上波デジタル化によって、
電波帯が空くだけだけでなく、
子供達の夢も大きく広がるのです。
デジタル化で、テレビを買い替えなければならないのは痛いですが、
子供達の夢が広がるとなると、ちょっと楽しいと思いませんか?



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