『天地人ウォークに参加しよう!!』 - 2008/09/04(Thu) |
このところ、 天地人ウォークの準備が忙しいのもあるのですが、 やはり友人の死もあり、 なかなかブログを書く気になれなかった佐藤です。 考えてみれば、先月27日以来なので、 一週間と1日ぶりです。 さて、その天地人ウォークですが、 参加申込の〆切が来週月曜日に迫っています。 迷っている方はお早めに!! 今回の天地人ウォーク〜地の巻〜は、 本当にウォーキングとなります。 と言うか、トレッキングと言ったほうが正しいかもしれません。 コースは、私佐藤が3コースを歩き選んだコースです。 それに、越後まつだいあるこう会の皆さんのご意見や、 前回〜天の巻〜に参加し、 今回も参加希望も皆さんの意見も加味し、 考えに考え抜いたコースとなっています。 まずは、14日朝8:20までに"ほくほく線まつだい駅"に集合。 8:30にバスにて出発し、 上杉家ゆかりの松苧神社の登山道入り口に行きます。 約15分〜20分程度で松苧神社に到着します。 茅葺屋根を葺き替えたばかり(今月始めに葺き替えたばかり)の松苧神社に参拝。 晴れていれば、松苧神社からの眺めは最高ですよ!! しばらく見学と休憩をして、下山。 旧松代町犬伏集落集会場で、 上杉謙信公が関東管領の職に就かれた時に松苧神社に寄進した小刀と軍配を見学。 (もしかすると見学だけではなく、実際に触れるかもしれません。) その後、上杉軍が関東遠征の折に通った、 松之山街道(文化庁古道百選)を歩きます。 途中、この地域では一番大きかったと言われる山城・犬伏城址へ登ります。 ここからも眺めは良いです。 その後、松之山街道を登ると、 山の頂上(電力会社の大きな鉄塔のある頂上)からは、 朝登った松苧神社の山が、 谷を挟んで見ることができます。 この眺めは、松苧神社に登った人にとっては、 『あぁ、あんな山を登ったんだぁ』 と、想いもひとしおです。 その後、松之山街道を下り、菅刈集落へ到着。 菅刈集落からはバスに乗り、 割烹・松苧さんで天ぷら付きの蕎麦を食べていただきます。 そして、甲冑姿の武者の出すクイズ大会で賞品をゲット!! そして、まつだい駅までバスで送迎し、 14:20には、まつだい駅で解散となります。 どうです?楽しそうでしょう!? 普段お聴きのエフエムとおかまちのパソーナリティーと、 一日一緒に過ごす休日も悪くないでしょう。 それに、エフエム雪国さん、エフエム上越さんからも、 パーソナリティーが参加してくれます。 大自然の中、上杉軍が歩いた道を歩けば、 アナタも上杉軍気分が体験できます。 さぁ、参加しませんか? ※ちなみに、エフエムとおかまちからは、 早見純子アナ、佐々木亜紀子アナ、高野綾子アナ、富田香奈子アナ、根津しのぶリポーター、スタッフの井口君と竹内君、そして僕、佐藤広樹が参加が決定しています。 山ア麻里アナと、大出恭子アナは現在スケジュール調整で検討中です。 さぁ、私達と一緒に歩きましょう!! 参加応募〆切は9月8日月曜日!! 参加希望の方はエフエムとおかまちへ電話でお申し込みください。 TEL 025-752-7830 (日曜日は都合により受付できません。日曜日以外の曜日でお願いいたします。) |
『天地人リハーサル』 - 2008/09/05(Fri) |
今日はこれから、 天地人ウォークのリハーサル第1弾です。 実際に歩くコースを、 ウチのスタッフと、 協力してくださる、越後まつだいあるこう会の皆さんで歩き、 どのポイントで説明したり、 休憩したりするかを決めるのです。 ウチからは、僕と佐々木さん、高野さん、根津さんが参加します。 最終リハーサルは、 来週の火曜日に行う予定です。 その時は、早見さん、富田さん、竹内君が参加予定です。 と言うことで、 万全な体制で天地人ウォークに望む事となります。 ちなみに、 このブログを頻繁に読んでくれている方は、 お気づきかもしれませんが、 僕はこのコースを本番も入れると5回は歩く事になります。 コース選定の下見や、 道普請で草刈りに一部コースに入ったのを入れると、 この夏は8回歩いた事となるのです。 やぁ〜普段運動していない僕にとっては、 凄い事です。 という事で、 エフエムとおかまちは、 天地人ウォークの準備をシッカリやっていますので、 参加してくださる皆さんは、 安心して参加してください。 今は、松代田沢の国道沿いで、 迎えに来てくれる会社の車を待ちながら、 このブログを携帯電話で書いている佐藤でした。 早く来ないかなぁ。 |
『優秀な政治家を・・・。』 - 2008/09/06(Sat) |
今日も放送が終わりました。 普段なら、土曜日午後は自分の仕事をやる時間なのですが、 とりあえず、天地人ウォークが終わるまで、 天地人ウォーク担当者としては、 毎日毎日やる事がイッパイで、 あれもこれもと考える事がイッパイです。 さて、今日リスナーさんから福田総理辞任に対する質問が来たのでお答えします。 数日前の夜突然、福田総理が辞任を発表しました。残念です。 僕自身は安倍前総理も福田総理も"優秀な政治家"だと思っています。 ※これは嫌味ではなく、本当にそう思っています。 "優秀な政治家"で無い人が、この国の総理大臣になっていたとしたら、 それが一番怖いことですから。 逆の言い方をすれば、 優秀な政治家だからこそ、 総理大臣にまでなれたのだと思うのです。 ただ・・・。 2人とも総理大臣と言う職責の重さに耐え切れなかった。 じゃ、なぜ耐え切れなかったのか? それは、政府と与党、それに野党も含めての政治のあり方、 この国の政治への取り組みが、オカシイのかもしせません。 『なぜ、この国の国民が高景気の実感のないままデフレに苦しんでいる時期に、与党も野党も政府、総理大臣を盛り立てて、景気回復に全力を尽くさないのか?』 総理大臣の足を引っ張り、 ただ単に政局を作り出し、 政争の愚にしているとしか思えないのが、 今の現状です。 政治家と官僚の皆さんには、 なぜ、政治家や官僚、そして総理大臣をはじめとする政府に権力があるか考えてほしい。 政治家と官僚の皆さんには、 なぜ、税金から多くのお金が行くのか考えてほしい。 それは、権力を国民の為に使ってもらう為なのです。 それは、そのお金を使って、国民の為になる政治を行ってほしいからです。 すべての政治家と、官僚はこのことを知ってほしい。 そして、国民がどれだけ疲弊しているかを知ってほしい。 ただ「知っている」だけじゃなく、 その心に刻んでほしい。 僕達は毎日のガソリン価格に一喜一憂し、 玉子1パックだって、特売チラシを見て買いに行きます。 世の中はそうやって多くの人達が生きているのです。 永田町での生活や、 霞ヶ関での生活が世の中じゃないのです。 総理の職責に耐えられなかったのは、 その人達の責任かもしれないけれど、 総理大臣も人間です。 強い意志で支える人達の存在が無ければ、 1人で政府を動かせません。 なぜ、支えてあげられなかったのか? 勿論、僕達国民にも支えられなかった責任の一端はあるのだと思います。 優秀な政治家を、 これ以上言葉は悪いけれど"使い捨て"のようにしてしまうのは、 この国にとってとても大きな損失だと思うのです。 もっともっと政治家と官僚は国民の事を知り、 僕達国民も政治家と官僚と政治を知るべきなのだろうと思います。 来週もHAPPY TUNEでヨロシク! |
『アメリカが忘れかけている』 - 2008/09/11(Thu) |
とにかく、 天地人ウォークが無事に終わらないと、 他の仕事が終わらない佐藤です。 天地人ウォーク十日町市編の担当者としては、 マジで過酷な日々を過ごしています。 さて、 今日は9月11日です。 アメリカ同時多発テロ事件から7年が経ちました。 僕は同時劇団の代表で、 劇作家と演出家でしたので、 テレビでビルが崩れ落ちる映像で見るたびに、 現実があまりに非常で、 あまりにショッキングだったので、 劇作家として作品を書く事ができなくなり、 筆を折ろうとしたくらいでした。 実際にテロ事件後4年間は新作が書けませんでした。 僕にとって9.11は、 一生忘れられない事件です。 しかし…。 アメリカが今、 9.11を忘れてしまいそうになっていると、 NHKさんのニュースが伝えていました。 いわゆる事件の風化と言うやつです。 イラクやアフガニスタンでは、 今も戦争が続けられています。 イラクで亡くなったアメリカ軍の若者は、 同時多発テロの死者数を上回り、 悲しい事に、 今もなお増え続けています。 テロリストや巻き添えのイラク国民の数は、 アメリカ軍の犠牲者の比ではないでしょう。 最近もアフガニスタンでは、 アフガニスタン復興の手助けをしている日本の若者が犠牲になりました。 僕の知り合いも、 今まさにアフガニスタンで、 NGO活動をしています。 ブッシュ米国大統領が任期切れで退陣します。 これを機会にイラク戦争や、 アフガニスタン戦争が、 終わる事を祈るのみです。 9.11犠牲者。 イラクやアフガンの犠牲者に哀悼の意を表します。 |
『天地人ウォーク・前編』 - 2008/09/14(Sun) |
今日、エフエムとおかまち主催の、 『天地人ウォーク〜地の巻〜』が無事終了しました。 参加してくださった皆さん、 本当にありがとうございました。 時間が押してご迷惑をおかけしたにも関わらず、 本当に笑顔で最後まで歩き切ってくださいました。 そしてお手伝いいただいた”越後まつだいあるこう会”の皆さん、 ありがとうございました。 今回の企画は、 越後まつだいあるこう会の皆さんの協力無しには絶対に実現できないものでした。 特に、若月さん、 本当に沢山のアドバイスをありがとうございます。 松山会長も今日いろいろな説明をしていただき、 ありがとうございました。 そして、犬伏集落の山本区長さん、 ご協力ありがとうございました。 山本区長さんの協力とご理解が無ければ、 これだけのイベントにはなりませんでした。 そして、犬伏区と菅刈区の皆さんと、 シルバー人材センターの皆さん、 コースの草刈りなどの道普請。 心から感謝しています。 そして、エフエムとおかまちのボランティアスタッフの皆さん、 ありがとうございました。 救護班として、皆さんが最後尾を守ってくださっていたので、 安心して歩くことができました。 看護師の高橋さん、 ご協力ありがとうございます。 高橋さんがいてくださって、 どれだけ心強かったかわかりません。 松代支所の商工観光課の皆さんと、 観光課の春川さん、 普段からのご協力には感謝しています。 特に春川さんには、 ご無理をお願いしてばかりでスミマセンでした。 天地人実行委員会として、 このイベントを一緒に盛り上げてくださった、 エフエム上越さんと、エフエム雪国さん、 点呼係と言う大変に仕事をしていただき、 感謝しています。 そして何より、 エフエムとおかまちのスタッフのみんな、 今日はお疲れ様でした。 喧々諤々の会議や、 宣伝に営業、 そして、過酷だったコースの下見など、 みんながそれぞれシッカリした仕事をしてくれました。 とにかく感謝です。 さて、この天地人ウォーク〜地の巻〜ですが、 最初の企画やコース選定から関わってきた僕にとっては、 本当に大変な仕事でした。 それは、ウチのスタッフ全員同じだったと思います。 コース選定の為の下見や草刈で、 僕自身7回くらいは歩いています。 昨日、工事用仮設トイレを古道の頂上に設定し、 缶ジュースのケースを僕と井口君と竹内君で、 担いで犬伏城址まで運んだのを数に数えたり、 今日の本番ウォーク。 そして、本番が終わった後の仮設トイレの撤収と、 犬伏城址に残して来た缶ジュースの回収作業で、 今日2回目の犬伏城址登山まで入れると、 この夏は10回くらい歩いたことになります。 とにかく今は、 『終わったぁ〜』 と言う感じです。 特に金曜日から今日の本番までは、 怒涛のごとく過ぎていきました。 金曜日はとにかく借りる物を総て調達しに歩きまわりました。 クイズ大会の時着る甲冑武者の衣装。 古道の頂上に設置する仮設トイレと、 トイレを運ぶ軽トラック。 市役所からAEDを借りて万が一に備えました。 そして、トランシーバーと拡声器。 それを土曜日のスタンド・バイ・ユー終了後に、 スタッフと手分けをして運び、 最後は松之山街道(古道)の頂上まで仮設トイレを運び、 その後は徒歩で僕と井口君と竹内君で、 缶ジュースの箱を4ケース背負って、 犬伏城址まで運びました。 (これは、休憩地点である犬伏城址で、参加者の皆さんに飲んでいただく為でした。) その作業が終わったのが、 夕方の5時くらいだったと思います。 そして、スタジオに帰って来て、 僕はパソコンで『天地人ウォーク隊列表』を作りました。 これは、山歩きで危険を避ける為、 参加者とスタッフが隊列を組んで歩くようにしたかったのです。 そしてこの表には、山歩きのルールも付け加えました。 この作業が終わったのが、午後7時。 ここからが問題でした。 何が問題かと言うと・・・。 昼食を食べる十日町市犬伏区の割烹・蕎麦の松苧(マツオ)で、 天地人クイズ大会をするのですが、 僕は土曜日のこの時間まで、 5問しか作っていなかったのです。 今だから言えることです。 ここからが大変でした。 クイズの賞品の数と、 問題数を単純計算すると、 最低60問の問題が必要なのです。 目標は天地人に関する問題60問・・・。 この時間でできている問題は、 たったの5問・・・。 毎日資料を家に持って帰るのですが・・・。 毎日疲れていてなかなか資料を読み込めませんでした。 明日の朝8時までに問題を60問作らないと、 クイズ大会はできません。 そこで、分厚い802ページもある資料を飛ばし読みし、 これはと思う部分から問題を作りはじめました。 午後11時30分・・・。 問題が45問できた時点で、 僕の電池が切れました・・・。 午前11時30分に会社を出て、 僕はラーメン店で、 遅い夕飯を食べました。 食べ終えて、 店を出た時に夜空を見上げると、 高い降水確率に反して、 月が見えました・・・。 どちらにしろ、 天気予報の雨の確率高かったので、 もし雨が降っていたら、 越後まつだいあるこう会の若月さんと相談し、 中止やコース変更など、 電話で協議して決定しなければなりません。 雨となれば、 参加者からの問い合わせもあるでしょう。 その為に僕は、 朝5時前の出社を決めていたので、 僕は朝5時に出社し、 昨日の問題作りの続きをしました。 結局朝8時までに出来た問題は50問でした・・・。 『50問で、ギリギリなんとかなるだろう』 と思っていたら、 実際のクイズ大会では、 20問しか出題できませんでした。 そして、今日の本番・・・。 スタッフは朝6時40分頃に全員出社し、 荷物を車に積み込んで、 今回の受付地点である"ほくほく線まつだい駅"に行きました。 もうすでに参加者の方が数人いらっしゃいました。 スタッフが最終打合せと、 受付準備を済ませる頃には、 もう多くの参加者の皆さんが集まっていました。 受付をしていると、 新潟市方面の参加者から連絡があり、 電車の人身事故の為に遅刻するとのことでした。 突発的なことに対応策を検討し、 なんとか、参加者の皆さんを、 バス3台に乗車してもらいました。 バスは一路松苧神社登山口へ。 ここでスタッフや協力団体、ボランティアなど紹介し、 ラジオ体操をして、いざ登山開始!! と言うところまで書きましたが、 話しが長くなってしまったので、 今日の天地人ウォークのことについては、 今週中に書きたいと思っています。 やっぱり天地人ウォークをやった今日は、 疲れ果てていて電池切れです。 では、後編をお楽しみに・・・。 また後日・・・。 |
『天地人ウォーク・中編』 - 2008/09/16(Tue) |
ずっと、この夏は山を歩いていたので、 天地人ウォークであのコースを歩いても、 筋肉痛などは無いのですが、 天地人ウォークが終わって、 気が抜けたせいか・・・。 昨日、稲刈りをしたせいか・・・。 なんだか、子供の頃、 夏休みの午後からプールに入った後のような、 疲労感と言うか、ダルさが残っている佐藤です。 さて、天地人ウォーク中篇です。 朝、6時45分頃スタッフ集合。 車に荷物を積み込んで、 キナーレさんからレンタルしたバスを、 今回の参加者で、 バスの運転手役をかって出てくれた、 十日町市役所松代支所の春川さん運転のバスと一緒に出発!! 午前7時20分頃ほくほく線まつだい駅に到着。 もうすでに3名ほどの参加者の方がお待ちになっていました。 スタッフの打合せをしているウチに、 今回サポートしてくださる越後まつだいあるこう会の皆さんも到着。 エフエムとおかまちのボランティアスタッフの皆さんも到着しました。 そして、エフエム上越のスタッフの皆さん。 エフエム雪国のスタッフの皆さん。 看護師の高橋さんも来てくれました。 ボランティアスタッフではないけれど、 タナベ防災の福崎さんも協力してくれることとなり、 参加していただきました。 午前8時前から受付開始。 次から次へと参加者のお客様が到着。 午前8時45分頃、 予定より5分ほど遅れて、 参加者、スタッフなど総勢82名がバス3台に分乗して 松苧神社へ出発。 松苧神社登山口にて、 挨拶と各種説明をして、ラジオ体操をして出発。 前日夕方までの天気予報では、 当日の午前中の降水確率は50%。 しかし、晴れていて、時々ほど良いそよ風が吹く、 トレッキングには最高の状態となりました。 1人なら徒歩で20分ほどて登れる松苧神社も、 80名が、途中で休憩を取りながら登るとなると、 さすがに時間がかかります。 松苧神社に到着したのが、 予定時刻を大幅に遅れた午前10時10分頃。 犬伏集落の区長でり、 松苧神社の総代でもある山本さんから松苧神社の説明をしていただく。 参加者の皆さんは、 思い思いの場所に腰掛け、 説明を聞いたり、参拝したり、風景を楽しんだりしていました。 そして、下山。 幸い前日から雨は降っていなかったので、 僕が登った中でも、 一番登山道の状態は良く滑りにくかったので良かったです。 (参加者の皆さん、あれでもかなり道の状態は良かったのです。) やっぱり81人(ウチの井口君は、別ルートで待機)の移動となると、 さすがに予定通りとはいかない。 この時点で30分程度の遅れとなる。 スケジュール管理兼タイムキーパーの僕としては、 かなり焦りまくる。 とは言え、焦ったところで仕方ない。 時間を取り戻す為に無理をするのが、 山の移動では一番危険なのです。 これは、焦らず受け入れて行動するしかない。 松苧神社登山口からバスで犬伏集会場に移動。 犬伏区長さんからこの日の為に用意していただいた、 上杉謙信公が関東管領の職につかれた時に、 松苧神社へ寄進されたと言われる軍配と小刀を見学しました。 やっぱり、実物を目の前で見ると、 感慨も一入でした。 『これをあの、上杉謙信公が・・・。』 と、皆さん思ったはずです。 やっぱり本物は凄い!! そして、いよいよ今回のメイン。 松之山街道へ!! と、ここで時間切れです。 そろそろ仕事をせねば・・・。 この話題は、後日”後編”へとつづきます。 |
『天地人ウォーク・番外編〜安全管理〜』 - 2008/09/17(Wed) |
後編を書く前に、 番外編です。 今回の天地人ウォーク〜地の巻〜で、 松苧神社と松之山街道(古道)を参加者の皆さんに、 安全に歩いていただく為に、 考えて工夫した事を書きたいと思います。 今回のイベントで一番大切にしたのが・・・。 『高齢者と女性に優しいウォーキングイベント』 と言うテーマでした。 とは言え、かなりキツイコース設定。 どれだけの事ができるのか・・・。 そしてもう1つ・・・。 『安全管理』 もうこれは絶対です。 この2つは絶対に外せないテーマでした。 そこで・・・。 エフエムとおかまちでは、 会議を開きました。 本当に喧々諤々の会議でした。 @『参加者の健康を守る為に、看護師さんと、消防士さんに協力要請』 これは、看護師さん1名と、消防士さん1名の協力が得られました。 当初の計画では、看護師さんに逆ルートから入ってもらい、 途中一番苦しい場所で待機、何かあったら山を下山してもらう。 消防士さんには、隊列の一番最後から一緒にコースを歩いてもらう。 その他、ウチのスタッフと、ボランティアスタッフが3名後ろから歩き、 具合の悪くなった参加者が出たら、 看護師さん、消防士さんにその人の健康状態を判断してもらい、 スタッフかボランティアスタッフの内の1名、 そして道を知っている越後まつだい歩こう会のメンバーの方が1名付き添い、 休憩して回復を待って、 その後下山か、追いかけて復帰するかのどちらかとする。 緊急を要する状態であれば、 迷わず救急要請をして、 救急隊の出動を要請する。 でした。 ただ、残念ながら当日消防士さんのご近所でご不幸があり、 参加が見送られてしまいましたが、 基本的には、このような対応ができるように準備をしました。 A『AEDと基本的な医療品の確保』 一番年上の参加者は74歳。 そして女性や、都市部からの参加者も多いので、 AEDの確保と、テーピングやアイシング、バンドエイドや、酸素などの基本的な医療品の確保をしていました。 特にAEDは絶対に必要と考えました。 幸い僕が昨年11月に講習を受けていたので、 市役所から借りることができました。 そしてこのAEDをずっと、持って運ぶ必要があるとも考えていました。 B『脱水症状への対応』 一番怖いのが脱水症状です。 対応が遅れると命に関わります。 僕は以前脱水症状を起こした若者数人の介護をしたことがあります。 脱水症状を抑える為に、 参加者へ水を持って参加する事を事前に呼びかけ、 犬伏城址(山頂)に、 前日スポーツドリンクと、お茶のペットボトルを運びました。 この辺りで参加者の水筒の水が空っぽになる。 と、考えたのです。 それと同時に、脱水症状を抑えるには、 水だけではダメで塩分も必要です。 犬伏集会場での休憩時に参加者全員に塩飴を配りました。 C『女性の為のトイレの確保』 女性参加者と女性スタッフ多い今回のイベントでは、 山の中にトイレが無いのが問題でした。 トイレは、 まつだい駅、松苧神社登山口の休憩所、犬伏集会所だけです。 一番長い松之山街道にはありません。 そこで、工事用レンタル業者から、 軽トラックに積んだ工事現場用トイレをレンタルし、 松之山街道の山頂へ運び上げました。 山頂には電力会社の大きな送電線の鉄塔があるので、 保守点検の為に軽自動車ならなんとか登れるのです。 このトイレ設置にはエピソードがあって、 前日の夕方に現場の山頂へ僕と井口君、竹内君で上げたのですが、 設置すると井口君が言いました。 『佐藤さん、このトイレ、逆向きに設置しませんか?』 参加した人はわかるかと思うのですが、 山頂は多少のスペースがあるとは言え、 柵も無く両側は崖。 軽自動車と言えど、切り替えすにはかなり苦労します。 しかも設置した場所は、 鉄塔の下の少し傾斜のある場所。 軽自動車1台がやっと止められるだけのスペースです。 でも井口君は言いました。 『女性がトイレを使うなら、参加者が多く溜まるほうに入り口があると、入りづらいし、音も気になります。少しでも女性参加者のホスピタリティーを考えるなら、参加者が溜まらない方向に入り口を向けてあげてください』 正直、あの場所で方向転換して、 バックで後ろが崖の場所に車を移動するは、 本当に怖い・・・って言うか、命のかかる作業でした。 それくらい僕達は、女性参加者の気持になって考えたのです。 D『昼食時の着替えは女性から』 歩き終わって楽しみなのが、昼食です。 今回は天ぷら付きお蕎麦を、 地元十日町犬伏の割烹・蕎麦の松苧さんで食べてもらうことにしました。 松苧さんでは、宴会場にクーラーが効いています。 汗だくで参加者が昼食を食べては、風邪を引く可能性があります。 そこで、 昼食場所の松苧さんにバスで到着したら、 女性から先に店に入ってもらい着替えを済ませてもらうことにしました。 E『参加者への事前の情報提供の徹底』 参加者の方たちへ、事前にイラストなどで服装や持ち物などのお願いをしました。 ちなみに、イラストは僕が10年ぶりくらいで書きました。 F『隊列表の作成』 参加者の中には、 山歩きに自信の無い人 普通に歩けそうな人、 山歩きに自信のある人、 いろいろな人がいます。 一番気を遣ってあげたいのは、 もちろん"自信の無い人" 自信の無いペースのゆっくりな人を中心に歩くのが、 参加者全員が無理なく歩けます。 そこで今回は、 〇赤班(自信の無い人) 〇黄色班(普通に歩けそうな人) 〇青班(山歩きに自信のある人) と言う順番に隊列を組んで歩くことにしました。 そして、各班の間にスタッフを配置し、 健脚の人達が、遅い人達を抜けないようにして、 そのルールを事前説明し、参加者にお願いしました。 以上の7点が、 参加者の安全確保の為に考えた方法でした。 つまり・・・。 『女性と高齢者に優しいイベントは、全ての参加者に優しいイベントとなる』 と、考えました。 では、後日、後編を書きます。 |